しかし、コスモヘルスで転機が訪れる。「何で短いパターを使っているんだ」と尾崎健夫に聞かれた水巻は「入ったときに気持ちいいんですよ」と返した。すると健夫は「欲深いね」と。その言葉にハッとして長尺パターに戻すことを決めた。1次予選前の唯一の試合で長尺に慣れておこうと、久しぶりに引っ張り出してきた長尺パターが奏功し、優勝争いの主役に躍り出た。
「短いパターはグリップこうしようとか、ボールをしっかりコロがそうとか考えちゃうんですよ。長尺パターはただ持っていて、ラインとスピードのことだけ考えて打てばいい」と、今週はグリーン上でシンプルに考えられている。その結果、「ラインがわかったら、5メートル以内は絶対に外れないみたいな。そんな感覚です」とまでいう。
20年の「コスモヘルスカップ」以来、2年ぶりのシニアツアー4勝目に向け、残り18ホール。3打差以内には兼本貴司、寺西明、宮本勝昌、深堀圭一郎といった実力者がひしめく。大混戦のなかで64歳の水巻が大逆転シードへ逃げ切りを図る。
「短いパターはグリップこうしようとか、ボールをしっかりコロがそうとか考えちゃうんですよ。長尺パターはただ持っていて、ラインとスピードのことだけ考えて打てばいい」と、今週はグリーン上でシンプルに考えられている。その結果、「ラインがわかったら、5メートル以内は絶対に外れないみたいな。そんな感覚です」とまでいう。
20年の「コスモヘルスカップ」以来、2年ぶりのシニアツアー4勝目に向け、残り18ホール。3打差以内には兼本貴司、寺西明、宮本勝昌、深堀圭一郎といった実力者がひしめく。大混戦のなかで64歳の水巻が大逆転シードへ逃げ切りを図る。