＜コマツオープン　2日目◇7日◇小松カントリークラブ(6,932ヤード・パー72)＞

　国内シニアツアー第4戦「コマツオープン」の2日目。5アンダー4位タイから出た中嶋常幸はこの日、4バーディ・3ボギーの71でラウンド。首位と2打差の6位タイで最終日に臨むこととなった。

「コマツオープン」リーダーズボード

　初日も体調が思わしくなかった中嶋だが、この日も「微熱がある」と万全とは言えないコンディションの中でのプレー。それでも序盤からバーディを2つを獲る快調なスタートを切る。4番ではティショットを左に曲げボギー、9番でもスコアを落としてまう。後半は11番でバーディを先行させるが、15番でボギー。17番では「立ちくらみがして、目の前が一瞬真っ白に」なってしまったが、気力でプレーを続け最終18番パー5はバーディで締め上位に踏み止まった。

　昨日は蜃気楼や妖精が見えたと話した中嶋だったが、「今日は死神が見えたよ」と苦しそうにコメント。会見でも終始、弱気な発言しか発しなかった。それでも上位につけているのは、さすが永久シード保持者といったとこ。棄権も頭をよぎるほど体調は芳しくないが、「出ると決めた以上は、しっかりとやりきらないと」。結果よりもまずは完走、最後の最後まで粘りのプレーで戦い抜く。