<ノジマチャンピオンカップ箱根 最終日◇19日◇箱根カントリー倶楽部(神奈川県)◇7060ヤード・パー71>
あの変則スイングが日本に戻ってきた。レギュラーツアー通算3勝で、韓国出身のトラさんこと崔虎星(チェ・ホソン)が、今大会で日本シニアデビューを飾り、2日間トータル3アンダー・8位タイに入った。
フィッシャーマンスイングが帰ってきた! 330Yショットも見せた崔虎星がシニアデビュー戦で8位タイ
国内シニアツアー開幕戦に”虎さん”ことチェ・ホソンが帰ってきた。
配信日時:2024年4月20日 03時00分
<ノジマチャンピオンカップ箱根 最終日◇19日◇箱根カントリー倶楽部(神奈川県)◇7060ヤード・パー71>
あの変則スイングが日本に戻ってきた。レギュラーツアー通算3勝で、韓国出身のトラさんこと崔虎星(チェ・ホソン)が、今大会で日本シニアデビューを飾り、2日間トータル3アンダー・8位タイに入った。
ゴルフファンならお馴染みの方も多いのではないだろうか。2018年頃、独特なスイングとコミカルな動きで注目されたトラさん。インパクト後に右足を高く蹴り上げてくるりと回り、釣り人のような動きからフィッシャーマンスイングと呼ばれた。そのスイングはSNSで世界に拡散されて大きな話題となり、19年には米ツアー「AT&Tペブルビーチプロアマ」に招待されたこともある。
変則スイングは話題づくりではない。40歳を過ぎて加齢とともに体が硬くなり、どうやったらインパクトで最大限のパワーを伝えられるか試行錯誤した結果生まれた。ダウンスイングでいわゆる左サイドの壁を作らずに、パワーを大きく使うために右サイドの蹴りを活かした“回転”にいたったのだ。
2013年から日本ツアーに参戦していたトラさんは、19年の「平和PGM選手権」でレギュラーツアー3勝目を挙げた。しかし、20年のコロナ渦の影響で入国が難しくなるなど、22年に出場権を失った。昨年9月に50歳となり、日本のシニアツアーに出るためにプロテストを受験して見事に合格。「レギュラーツアー2勝以上」の資格を行使して日本に戻ってきた。
デビュー戦を8位で終えると「自分のゴルフの状態はあまりよくなくて…。グリーンの読みが難しくてチャンスを外したし、風の読みも難しかった。もっと伸ばせましたよ」と話すが、見せ場も作った。
フィッシャーマンスイングは健在。576ヤードの15番パー5では、「ファイヤーしました!」と強振すると330ヤード地点まで飛び、2オンに成功した。5メートルのイーグルパットは決められなかったが、ギャラリーを沸かせた。
22年以来の日本でのプレーに「お客さんに感謝しかないです」とファンサービスを惜しむことなく笑顔を見せた。今年は日本のシニアと韓国のレギュラー&シニアの3つのツアーを掛け持ちする。「日本のシニアで1勝したい」と今年はフル参戦する構えだ。2年ぶりに戻ってきたが今は日本語も猛勉強している。「日本のみなさん、シニアツアーがんばりますので応援よろしくお願いします」と流ちょうな日本語も披露。シニアの舞台で日本ゴルフ界を盛り上げてくれそうだ。
記事に関連するリーダーボード
関連記事
ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント
ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメントのニュース
- シニア10戦目でも初Vお預け 3打差2位の片山晋呉「勝てないね~、何かが足りない」
- シード落ちを経験した兼本貴司が開幕戦V 今オフに徹底的に取り組んだのは“ティアップドリル”
- 兼本貴司が開幕戦で完全V 片山晋呉2位、深堀圭一郎ら4位
- 兼本貴司が開幕戦Vへ首位発進 シニア4戦目の丸山茂樹は82位
- 「一生師匠です」 シニア賞金王・宮本勝昌が語る芹澤信雄の存在
PGAシニアツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |