<日本プロゴルフシニア選手権 住友商事・サミットカップ 最終日◇11日◇サミットゴルフクラブ(6,935ヤード・パー72)>
単独2位に終わった白浜育男が「室田さんは横綱だから」とホールアウト後にこぼしたが、まさに最終日は横綱相撲だった。初日から首位を守ってきた室田淳はトータル12アンダーで2位に3打差をつけてスタートすると、この日も4つスコアを伸ばしトータル16アンダーでフィニッシュ。2年連続プレーオフで敗れている舞台で「3度目の正直で頑張らなきゃと思っていた」と見事にリベンジを達成した。
ラウンドレポーター?ちがいます。選手・田中泰二郎が急浮上
これでシニアツアーは通算15勝目。この10年でレギュラー時代の6勝を大きく上回るハイペースで勝ちまくっている。室田はその大きな要因が「許すこと」だという。キング・オブ・シニアの称号を欲しいままする鉄人だって、今年で60歳。「同じスイングが出来ないの。同じクラブで同じ条件で打っても同じ距離を打てなくなって自分でも情けない」。昔のようなパフォーマンスは望むべくもない。
「でも昔は自分を責めたけど、ここ数年はだいぶ自分を許せるようになってきた」。この日は7番で絶好の位置にティショットを打ちながら、そこから“シャンク”。後続を突き放そうと意気込んだホールをボギーとした。それでも、次のティに向かう室田は笑っていた。続く8番では「安全策で行きたくなるところだけど、弱気になっちゃいかんと思って長い番手で打っていった」と奥2メートルにつけてバウンスバック。追いかける最終組の奥田靖己らに大きなダメージを与えた。
バックナインは完全にゲームをコントロール。1つ前の組で白浜、杉原敏一が伸ばしているのは確認していたが、15番で約5メートルをねじ込んで値千金のバーディ。「アレが効いたね。下の選手は3打差になって追いつけないと思うと、2位を確保しようと思って攻められなくなるでしょ」と勝利をほぼ確信。最終ホールもバーディで締めて、2年続いたプレーオフどころか、3打差を守り切る完勝でメジャーに幕を引いた。
単独2位に終わった白浜育男が「室田さんは横綱だから」とホールアウト後にこぼしたが、まさに最終日は横綱相撲だった。初日から首位を守ってきた室田淳はトータル12アンダーで2位に3打差をつけてスタートすると、この日も4つスコアを伸ばしトータル16アンダーでフィニッシュ。2年連続プレーオフで敗れている舞台で「3度目の正直で頑張らなきゃと思っていた」と見事にリベンジを達成した。
ラウンドレポーター?ちがいます。選手・田中泰二郎が急浮上
これでシニアツアーは通算15勝目。この10年でレギュラー時代の6勝を大きく上回るハイペースで勝ちまくっている。室田はその大きな要因が「許すこと」だという。キング・オブ・シニアの称号を欲しいままする鉄人だって、今年で60歳。「同じスイングが出来ないの。同じクラブで同じ条件で打っても同じ距離を打てなくなって自分でも情けない」。昔のようなパフォーマンスは望むべくもない。
「でも昔は自分を責めたけど、ここ数年はだいぶ自分を許せるようになってきた」。この日は7番で絶好の位置にティショットを打ちながら、そこから“シャンク”。後続を突き放そうと意気込んだホールをボギーとした。それでも、次のティに向かう室田は笑っていた。続く8番では「安全策で行きたくなるところだけど、弱気になっちゃいかんと思って長い番手で打っていった」と奥2メートルにつけてバウンスバック。追いかける最終組の奥田靖己らに大きなダメージを与えた。
バックナインは完全にゲームをコントロール。1つ前の組で白浜、杉原敏一が伸ばしているのは確認していたが、15番で約5メートルをねじ込んで値千金のバーディ。「アレが効いたね。下の選手は3打差になって追いつけないと思うと、2位を確保しようと思って攻められなくなるでしょ」と勝利をほぼ確信。最終ホールもバーディで締めて、2年続いたプレーオフどころか、3打差を守り切る完勝でメジャーに幕を引いた。