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53歳で300ヤードの秘訣は“道具・筋肉・飯” 兼本貴司の“飛び”へのこだわり「飛距離だけは勝ってかんと」

好調の兼本貴司の武器はなんと言ってもその豪打。そのこだわりを聞いた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年9月11日 17時15分

<日本シニアオープン 事前情報◇11日◇千葉カントリークラブ・川間コース(千葉県)◇6811ヤード・パー71>

50歳以上の男子ゴルファー“日本一”を決めるオープン競技が12日に開幕する。大会開催前の水曜日、練習ラウンドをするシニアプレーヤーのなかに“馬力”あるドライバーショットを打つ兼本貴司の姿があった。

シニア日本一決定戦のラフがスゴすぎる件【写真】

「あまり負けることはないですね。ティショットは」。53歳(今年12月に54歳)にして、「レギュラー(JGTOツアー時代)からヘッドスピードはずっと落ちてなくて」と調子が悪いときで49m/s、いいときで52m/sほどのヘッドスピードで振っているという。平均飛距離はキャリー290ヤードで、「ナイスショットしたら300ヤード(キャリー)超えてくると思う」とシニアツアー屈指の飛ばし屋だ。

「クラブとボールの進化でスピンがかからなくなっているというのはあって」と時代とともに進化するゴルフクラブとボールの性能により、スピン量が2500~3000回転だったのが、2100ぐらいに落ち、そのぶん悩みだった高い弾道が低くなった。「キャリーの距離が出せるようになっているのかな」と吹き上がることなく、レギュラーツアーのときよりも安定して飛ぶようになっているようだ。

50歳を過ぎてもレギュラーツアーの選手に負けない飛距離を保っている秘訣は道具だけではない。継続しているトレーニングも要因のひとつだ。「オフのときは週2ぐらいジムに行って、バーベルやるんですけど、オフでないときはホテルのなかで軽く筋肉が張る程度に」と胸、背中、太ももを重点的にいじめる。「栄養を摂って、筋トレして、ゆっくり寝る。それと美味しいものを食べる(笑)。アルコールは飲みすぎない。飲みすぎると筋繊維が分解されるからね」と日頃から飛ばしを意識した生活を送ることも自慢のひとつ。

これだけ飛ばしていながら、いまの飛距離に満足しているわけではないとも明かす。「できれば320ヤードいきたいなっていうのはあるんですよ。絶対不可能だけど(笑)。目指さんことには落ちるので」とまだまだ飛距離を上げていくためにもトレーニングをやめることはない。「もう60歳なったら絶対に落ちるもんやから。(飛ばなくなったら)たぶんもうゴルフしないと思う。だって、みんなよりゴルフが劣っているのに、飛距離だけは勝ってかんと。せめてシニアでは(笑)」と冗談交じりにも、目標に向かって挑む53歳の目は輝いている。

今季はこれまで6試合に出場し、開幕戦の「ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント」での優勝を含めてトップ10入りが4回。現在、シニアツアー賞金ランキングは2位につけている。昨年は13試合でトップ10入りが2回と不調を経験していた。「今年はね、上手くいっているから」とパッティングが「いいところで入っている。OBも前よりも少なくなってきているし」とゴルフ全体の調子がいい。初の同ツアー“賞金王”に向かって、このビッグトーナメントで逆転を狙いたい。(文・高木彩音)

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