26日、タイのレガシーゴルフクラブ(バンコク)にて、タイシニアPGAツアーの開幕戦「サンワード・シニア・チャンピオンシップ セキワカップ2025」の初日が開催。タイのシニアプロで、2023年「日本プロゴルフシニア選手権」の覇者・サマヌーン・スリロットが7アンダーを出して、首位に躍り出た。
スリロットは実は左足を引きずってプレーしていた。カートに乗って移動するが、左足を痛めているため、左足へ体重移動ができず手首でコネてしまい、ショットはほとんど曲がっていたという。
「左足をケガしているので、ほとんどがチーピンばかりでした。時には40ヤードほど左に曲がってしまうので、ラウンドが難しかったです。でも、得意のアプローチとパットでカバーできていたので、なんとかスコアがまとまりました」(スリロット)
この日、ラウンドでキャディを務めていたのは、21歳の息子。”ボス”氏。プロを目指しているという。
「今回はキャディを務めてもらいました。(息子はプロを目指すのか?)そうですね。2年後にプロテストを受けると思います。ずっと私が教えていますね」(スリロット)
息子の方は、「いやいや、1年後に受けますよ」と答えてくれたが、2日目は完治しない左足の痛みに耐えながら、首位キープといきたいところだ。(文・加藤雄一郎)