<日本プロゴルフシニア選手権 TSUBURAYA FIELDS CUP 2日目◇4日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇7102ヤード・パー72>
前戦の「日本シニアオープン」でも優勝争いを繰り広げた横尾要が日本タイトルのかかる大会で再び上位のプレーを続けている。初日を「68」、2日目は風が強いなかでも2アンダーにまとめ、トータル6アンダーでリーダーボードの最上位で週末に向かう。
ピンフラッグがなびくほどの風にもめげず、16番まで3バーディのボギーなし。「1日いいゴルフをしていた。17番だけだね。少しミスしました」と2打目をミスしてグリーンを捉えることができず、1メートルに寄せるもこれを外してボギー。それでも「気がついたらアンダーパーになってしまったんです。本当に。とにかくスコアを落とさないように、と思ってゴルフしていたので。そしたら結果2つも伸びたから、言うことないです。十分です」と納得感は高い。
横尾が得意とするのは、“伸ばし合い”ではなく、伸ばしにくい難しいコンディションのなかでの“耐えのゴルフ”。前戦のリベンジもひそかに狙うからこそ、「できればこのままこういう状態が続いてくれればいいんですけど、風が止まっちゃったりすると伸ばし合いになっちゃう。そうすると僕の良さがでなくなってしまうからね…」。残り2日間も難コンディションは大歓迎だ。
今大会は「ULTRAMAN CUP」(ウルトラマンカップ)と大会名に副題がついており、会場には巨大フィギュアが設置されている。プロアマ戦には4体の歴代ウルトラマンも集結した。ウルトラマンは「見ていたに決まっているじゃない」と世代ど真ん中。とくに好きなのは1974年に放送されていた『ウルトラマン レオ』のシリーズだという。
「ゾフィが一番上で、ウルトラマン、セブン、帰ってきたウルトラマン、エース、タロウ、レオ、アストラでしょ…」とスラスラと歴代ウルトラマンの名前が飛び出す。小さいころは“ウルトラマンごっこ”もしていたという思い出も飛び出すほど、今大会はテンションも高めだ。
懐かしさであふれた楽しい会場で迎えたメジャー大会。3日目は同学年で日本シニアオープンでも上位争いをともにした増田伸洋と、最終日にV争いをし優勝したチェ・ホソン(韓国)とのグルーピング。リベンジに一歩でも近づく土曜日にしていきたい。