昨年の「全米アマチュア選手権」覇者、ジェームズ・ピオット（米国）が『LIVゴルフ・インビテーショナル』の開幕戦出場者にその名を連ねた。

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ミシガン州立大を卒業したばかりのピオットは「プロ宣言」。先週のPGAツアー、「メモリアル・トーナメント」でプロデビュー2戦目を飾ったが、結果は予選落ちに終わった。

これまでならピオットのようなプロ1年生が歩む道は、「推薦によるPGAツアー出場、出場権を得たメジャー大会で成績を挙げる」などしてPGAツアーの出場権を得ること、あるいは予選会を経て下部のコーンフェリー・ツアーで戦い翌年のPGAツアーを目指す…というのが定石で一種のエリート街道でもあった。もしくはそれができなければ、ミニツアーに参戦、欧州ツアーのチャレンジツアーで戦う…など過酷な道も待っている。ところが、それはLIVゴルフが出現するまでのこと。

「僕にとって（LIVゴルフからの）オファーは…どこかで出場権をもらってゴルフをプレーするというもので、それはすばらしいことだと思った」とは、メモリアル・トーナメントで予選落ち後のピオットのコメント。日曜日にはLIV開幕戦開催地のロンドンへと向かった。ピオットは元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン（米国）、昨年の「全米プロゴルフ選手権」覇者のフィル・ミケルソン（米国）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）らを相手に戦う。

LIV開幕戦の優勝賞金は400万ドル（約5億2000万円）。しかしながらピオットにはLIVゴルフへの出場として前払い金が支払われており、その金額は100万ドル（約1億3000万円）と推定される。それはプロとして賞金を獲得する前に手に入れるもの。「僕は世界を相手にプレーをしたい、ぼくはそう考えている」とピオット。