今週の「LIVゴルフ」はシンガポールのセントーサGCで28日に開幕する。今季メジャー初戦の「マスターズ」で最終日に「65」をマークし2位に入ったフィル・ミケルソン(米国)が開幕前インタビューでメジャー大会の出場資格に言及。「LIVゴルフでプレーする選手にもメジャーへの出場資格を設定するべきだ」と声高に叫んだ。
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マスターズ2位のミケルソンが提唱 「メジャー大会はLIVゴルフポイント、もしくはLIVゴルフ勝者へ出場資格を!」
LIVゴルフの選手はメジャー大会に出られる? フィル・ミケルソン(米国)の提唱。
配信日時:2023年4月27日 02時30分
今週の「LIVゴルフ」はシンガポールのセントーサGCで28日に開幕する。今季メジャー初戦の「マスターズ」で最終日に「65」をマークし2位に入ったフィル・ミケルソン(米国)が開幕前インタビューでメジャー大会の出場資格に言及。「LIVゴルフでプレーする選手にもメジャーへの出場資格を設定するべきだ」と声高に叫んだ。
マスターズでは2位に入ったミケルソン、同じく2位タイに入ったのはブルックス・ケプカ(米国)、4位にパトリック・リード(米国)と、トップ5にLIVゴルファーが3選手食い込んだ。
先のマスターズには18名のLIVゴルファーが出場。最終的に勝利したのはジョン・ラーム(スペイン)だったが、最終日はケプカが2打リードの首位で迎え、ミケルソンが65と猛追するなど、LIVゴルファーの活躍が大いに目立った。
「LIVゴルファーがメジャーで戦うことは、ゴルフファンが望んでいること」とし、「メジャー大会はベストプレーヤーを排除すべきではない」と訴えた。
サウジアラビアの政府系ファンドがバックアップするLIVゴルフで戦う選手は現在、PGAツアーから出場停止を言い渡され、世界ランキングのポイントも獲得できないため、歴代チャンピオンや昨今メジャーを制覇した一部の選手のみが出場可能。昨年の「全英オープン」を制したキャメロン・スミス(オーストラリア)、2020年マスターズ覇者のダスティン・ジョンソン(米国)、20年「全米オープン」覇者のブライソン・デシャンボー、17、18年「全米オープン」、18,19年「全米プロゴルフ選手権」を制したケプカなどが出場した。
しかしこのままLIVゴルフが世界ランキングポイントを獲得できないといずれ出場できなくなる可能性がある。
「メジャー大会は世界のベストプレーヤーが戦うものと言う。今年のマスターズはLIVゴルファーが加わったことで、どれだけ戦いが興味深いものになったか、みなよく理解したはずだ」とミケルソン。
「世界ランキングポイントを獲得できないなら、メジャーの出場資格に『LIVゴルフポイント』、もしくは『LIVゴルフ勝者』のカテゴリーを設定するべき」と提唱する。
マスターズはすでに24年の招待資格を発表。フレッド・リドリー会長は「世界ランキングポイントでの招待が最善」としているが、バッバ・ワトソン(米国)も「世界ランキングではなく、各リーグのベストプレーヤーが出場するべき」とミケルソンに同調した。
先週のオーストラリア大会は多くのファンを集めた。その成功を受け、「今はLIVゴルフはもっと多くの国が来てほしいと言っている。ゴルフがもっとエネルギッシュでおもしろいものだと認知されている」とミケルソンは主張した。
ミケルソンは、LIVゴルフ2年目は4大会に出場し、ポイントレースで48人中37位につけている。(文・武川玲子=米国在住)
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