12月8日からアブダビで開催される来季のLIVゴルフ出場権をかけた3日間72ホールの予選会、「LIVゴルフ・プロモーションズ」(アラブ首長国連邦、12月8~10日)の出場選手が発表された。
そのエントリーリストを見てみると、2013年の全米プロを制したジェイソン・ダフナー、米ツアー2勝のカイル・スタンレー、同1勝のケビン・チャペル(いずれも米国)、欧州ツアー2勝のビクター・デュビッソン(フランス)、ライダーカップの元米国代表のジェフ・オバートン(米国)、17年のNCAA個人タイトル保持者のブラーデン・ソーンベリー(米国)の名前がある。
米PGAツアーは「単独のクオリファイング・トーナメントであり、PGAツアーが認めていないシリーズの一部とはみなされなかった」とし、予選会に出場することには罰則はないとしている。それでもプロモーションイベントに出場には「申請」が必要で、それは大会の「45日前」までに済ませなければならない。
LIVゴルフ・プロモーションズ開催の発表は大会の48日前、果たして何人の選手がPGAツアーから許可を得ているかは不明。もし許可を得ていない場合は罰金、もしくは出場停止の処分となる場合もある。
初日の第1ラウンドは60人近くが出場し、上位20位タイまでが第2ラウンドの2日目に進出。そこに今季のLIVゴルフを戦い、2024年の出場権を得られなかった選手、チェイス・ケプカ(米国)ら14選手が加わり、スコアはリセットされ第2ラウンドを戦う。ダフナー、チャペルはLIVゴルフの招待により第2ラウンドから参戦する。
第2ラウンドを終えてトップ20だけが進む最終日は、再びスコアがリセットされ36ホールを戦う。トップ3選手が24年シーズンのLIVゴルフ出場権を得る。同大会の賞金総額は150万ドル(約2億2200万円)、優勝者は20万ドル(約3千万円)を獲得する。(文・武川玲子=米国在住)