LIVゴルフがまた新たに若手スター候補との契約を発表した。デンマーク出身、24歳のフレデリック・ケトルプがマーチン・カイマー(ドイツ)率いるクリークGCと契約し、2025年シーズンをLIVゴルフで戦うことが決まった。
ケトルプはキャプテンのカイマーに加えて、リチャード・ブランド(イングランド)、アドリアン・メロンク(ポーランド)ともにクリークGCの一員としてプレーすることになる。LIVゴルフは2週前に“次世代の韓国スター”として期待されるチャン・ユビンと契約を発表したばかりだった。
ケトルプはフロリダ州立大学出身で、大学時代から目覚ましい活躍を見せていた。2023年にはPGAツアーのユニバーシティ・ランキングでトップ10入りし、プロ転向後、2024年シーズンではPGAツアー・アメリカズ(3部ツアー)で3勝を挙げ、ポイントレースを2位で終えた。さらに、先週開催されたPGAツアー最終予選会への出場資格も得ていたが、大会を棄権している。
「フレデリックはゴルフ界で最も輝く若き才能の一人」とクリークGCのカイマーはコメント。「彼の素晴らしい実績と、大胆なプレースタイルは我々のチームにぴったりだ。LIVゴルフでの彼の競争心あふれるプレーを見るのが非常に楽しみだ」と期待を寄せた。また、英国メディアに対しては「これからLIVゴルフの選手にもメジャー大会に出場する道が開かれるだろう」と話した。(文・武川玲子=米国在住)