“不満の声”が届いたのだろうか？ ブルックス・ケプカ（米国）が、なかなか発表されないスケジュールへの苛立ちをSNSで訴えていたが22日、ようやくLIVゴルフは2024年のスケジュールを発表。3年目を迎えるシーズンは14大会が開催されることになった。

その内容は、まず2月にメキシコで開幕する。このマヤコバ大会は2月2〜4日に、エルマカレオンGCで実施。そして第2戦がラスベガス（米ネバダ州）で2月8〜10日に行われる。同週はNFLの優勝決定戦『スーパーボウル』が同じラスベガスで開催。LIVゴルフは木〜土曜日、スーパーボウルは日曜日の実施になる。

3月1〜3日の第3戦はサウジアラビアへ移動するが開催コースは未定。4戦目は翌週の3月8〜10日に香港のホンコンGCへと舞台を移す。4月5〜7日のマスターズ前週は米国へ戻るが、こちらも開催地は未定となっている。

その後LIVゴルフ・アデレード大会を4月26〜28日にオーストラリアのアデレード、ザ・グローブGCで。5月3〜5日にはシンガポールのセントーサGC、6月7〜9日には米国に戻りテキサス州ヒューストンのGCオブヒューストン、6月21〜23日はテネシー州ナッシュビルのザ・グローブへと流れていく。7月は欧州に舞台を移す。全英オープン前週の7月12〜14日にスペインのアンダルシア、リアルクラブ・バルデラマへ。7月26〜28日にはイングランドのJCBゴルフ＆CCに選手が集結する。

そしてレギュラーシーズン最後の大会は米国に戻りウエストバージニア州のグリーンブライアーで実施。これら12のレギュラーシーズンに加え、13大会目となる個人戦のチャンピオンシップ、そしてチーム戦の勝者を決めるチームチャンピオンシップは開催が決まっているが、こちらも日程、場所ともに決定しておらず、今後発表という運びになる。

「LIVゴルフは真のグローバルリーグでスポーツファンが望んでいたもの」と話すのはLIVゴルフのCEOを務めるグレッグ・ノーマン（オーストラリア）。さらに「23年は初のフルシーズンで大きな成功を収めた。LIVゴルフはさらに強くなって、来季はもっと多くのファンが楽しむだろう」というコメントも発表した。（文・武川玲子＝米国在住）