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『もうちょっとつってみ』の一言で確信 渋野日向子がパターの構えにひと工夫で急浮上

米国女子ツアーの米本土アリゾナ決戦2日目。渋野日向子は圧巻のゴルフで8つ伸ばした。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年3月25日 12時00分

<LPGAドライブオン選手権 2日目◇24日◇スーパースティション・マウンテンGC(米アリゾナ州)◇6526ヤード・パー72>

見事な“シブコ劇場”だ。初日に大きく出遅れた渋野日向子だったが、2日目は米ツアー自己ベストタイとなる「64」をマーク。トータル6アンダーまで伸ばし、4打足りなかったカットラインは3打上回り、32位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

午前組として冷え込むなかで迎えたスタートホール。「下から数えたほうがどんだけはえ~という(笑)。4つじゃ足りないと思っていたので、なるべく5以上というのを考えながら」と、2オーバーの126位タイから「67」以上を目指し逆転をねらった。

そして5番パー4でフェアウェイからの2打目を奥2メートルにつけると、この日初めてのバーディ。続く6番はチャンスにつけたがカップに蹴られて「波乗れねぇな~」という場面もあったが、そんな心配はご無用。7番で「獲り返せてよかった」と手前3メートルにつけて“リベンジ”バーディを奪うと、9番では奥8メートルを決めて前半を3アンダーで折り返した。

初日の時点では2アンダーだった予想カットラインは、前半プレー中に3アンダーまで伸びていた。「0か-1くらいまでいっとけばまだチャンスはあるなと思っていた」と有言実行で後半に入ると、11番、14番と奥2メートルにつけてバーディ。ここで初めてカットラインを上回ると、15番、16番では奥5メートルほどを流し込み、最終18番もバーディ締め。「攻めるしかないと思ってたので、それが結果につながってすごくよかった」と、米ツアーベストスコアというおまけつきでビッグスコアを叩き出した。

初日には「ヒットのミスが多い、引っかけて左に外してしまう」と苦戦したグリーン上だったが、一夜明けたら「パットが助けてくれた」とスコアメイクのカギとなった。チャンスが一筋決まらず、なかなか流れに乗れなかった初日の反省から、「構えを若干つる感じ」で気をつけたという。

「きのうが地面に沈むんじゃないかっていうくらい(笑)。体重が下に下にという感じだった。『やばいんですけど』って(青木さんに)話したら、『もうちょっとつってみ』って。自分でもそうなのかなと思っていて、練習してみていい転がりだったからこれかな~と思いながら連絡して、確認しました」

ホールアウト後の練習できっかけをつかむと、青木翔コーチとも確認。その気づきはばっちりとハマった。「そこだけを気をつけながらやって、緊張感なくプレーできた」とチャンスを余すところなく決めきり、この日の『25』パットにつなげた。

予選落ちの危機から一転、上位浮上も狙える位置で決勝ラウンドへと進む。「あしたがあるって、うれしいですね~」。この勢いに乗って、あす以降もバーディを量産していきたい。(文・笠井あかり)

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