ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン
渋野日向子は出入りの激しい初日もイーブンパー堅守 下りラインに苦戦「打ちすぎましたね」
渋野日向子は出入りの激しい初日もイーブンパーを堅守した。
配信日時:2024年11月15日 00時27分
<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 初日◇14日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
日没サスペンデッドとなった大会初日、トップスタートを切った渋野日向子は5バーディ・5ボギーの「70」でラウンド。暫定50位タイで初日を終えた。
バーディでの好スタートを切ったものの、その後はボギーを打ってはバウンスバックを繰り返す、耐える展開に。前半を1アンダーで折り返したものの、6番以降は出入りの激しい内容が続いた。
前週のコースはパスパラム芝、今週はバミューダ芝と異なる環境に戸惑いがあったと語る渋野。練習日から「速いなぁ」と警戒していたものの、その予想が的中。「グリーン上では、本当にもうパシコーン、パシコーンって打ってしまって。もっと冷静にと思うけど、後半は少し打ちすぎましたね」と振り返る。後半に入ってからいきなり連続ボギー、さらに13番でもスコアを1つ落とし、苦しい場面が続いた。
しかし、15番のパー3で5メートルのバーディパットを沈めてからは流れが変わり、17番のセカンドでは66ヤードの距離を58度のウェッジでベタピンに寄せ、楽々バーディ。最終18番では長めのパットが残るピンチもあったものの、パーをセーブし「決まってよかった。イーブンで抑えられて安心しました」と、安堵の表情を見せました。
一日を振り返り、渋野は「下り傾斜になるとすごく難しく感じたので、そこが課題かなと思います」と、グリーン上での対応を課題に挙げた。それでも、距離のあるバーディパットや最終18番のパーパットなど、要所で光るパッティングを見せたことも収穫。「入ったところは自分のタッチとボールのスピードが合っていた」と手応えを感じた様子。2日目以降は、特に下りラインでのコントロールが鍵を握りそうだ。
今大会が終わればいよいよ最終戦を迎えるが、出場権を得るには今週終了時点で年間ポイントランキング上位60位以内に入らなければならない。熾烈な争いが続く中、渋野は前戦「ロッテ選手権」で予選落ちとなり、ランキングは58位から62位に後退している。
「最後まで集中してプレーできたのは収穫でした。もう少しどしっと構えていければと思います」と力を込めた渋野。2022年のルーキーイヤーには最終戦に出場したものの、昨年は83位で圏外に。今年は出場圏内浮上を目指しながらも、今は焦らず目の前のプレーに集中していく構えだ。
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