<HSBC女子世界選手権 3日目◇4日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>
首位と3打差の8位タイからさらに上位浮上をねらった古江彩佳は、3日目に4バーディ・2ボギーの「70」でプレー。トータル9アンダーは6位タイと順位はやや上がったが、首位に立つコ・ジンヨン(韓国)との差は5打に広がった。それでも「諦めず、自分のできることを目指して、アンダーで回りたい」と最終日へと意気込む。
最終組のひとつ前からスタートした古江は、1番でフェアウェイ左サイドからおよそ5メートルにつけてバーディ発進。途中強く雨が降り始めるコンディションのなか、パーを並べ続けると9番でバーディを奪い、前半を2アンダーで折り返した。
勢いに乗ったかに見えたが、10番で1メートルのパーパットを残したところで一時中断。「読み切れなかった。真っすぐには読んだけど、気持ち悪いまま打ってプッシュ気味に」と、再開後のパーパットはカップ右に蹴られボギー“発進”。その流れを引きずったように、距離が長い11番パー4でも寄せきれず、決められずとスコアを落としてしまった。
それでも、続く12番では2メートルの絶妙なパーパットを決めてナイスセーブ。そこから「切り替えられて」と、13、16番のパー5でバーディを奪った。
「(途中この日)イーブンまで戻してしまったので、きょうアンダーにできたのと、あしたに向けて一歩でもトップに近づけたのはよかったと思います」。首位との差は5打。優勝への意識は控えめだが、「離れてるは離れているので、できるだけ上位に入れたら」とスタートダッシュで背中をとらえ、優勝争いを演じるイメージを描く。
今年は世界ランキングトップ10のうち9人が参戦し、“アジアのメジャー”ともいわれているこの一戦。2010年には宮里藍が制して日本ツアーからも多くの選手が挑戦をしてきた舞台だが、古江をはじめ今年は日本勢3人が上位争いに名乗りをあげた。
5バーディ・3ボギーで同じく「70」でプレーした畑岡奈紗も、トータル9アンダーから優勝をねらう。元世界ランキング1位、そしてディフェンディングチャンピオンとの5打差については「ジンヨンという存在は大きいので、少しでも離されないようにとはやっていたけど、大きい差ではある」といつも以上に緊張感を募らせる。それでも「あしたどうなるか分からないので一日頑張りたい」と世界ランク10位のトップランカーは最終日を見据えた。
笹生優花は3日目、3バーディ・3ボギーの「72」と伸ばすことはできなかったが、トータル7アンダーは13位タイ。首位とも7打と大きく水をあけられることにはなったが、笹生の持ち味である“爆発力”に期待できる位置でもある。「全体的に練習したい部分はありますが、パターに集中したい」と、連日「32」というパッティングを課題に挙げて、いよいよ最後の18ホールへと向かう。(文・笠井あかり)