ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン
古江彩佳とのベアトロフィー争いは「実はきのう知った(笑)」 ユ・ヘランってこんな選手
古江彩佳と年間平均ストローク1位の選手に贈られる『ベアトロフィー』を争うユ・ヘラン(韓国)ってどんな選手?
配信日時:2024年11月19日 05時00分
Round 4 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -14 | ネリー・コルダ |
2 | -11 | イム・ジンヒ |
2 | -11 | チャン・ウェイウェイ |
2 | -11 | チャーリー・ハル |
5 | -10 | リン・グラント |
5 | -10 | ローズ・チャン |
7 | -9 | ウィチャネ・メーチャイ |
8 | -8 | メーガン・カン |
8 | -8 | セリーヌ・ビュティエ |
8 | -8 | ジャン・ヒョジュン |
<CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇18日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>
今季最終戦は優勝賞金400万ドル(約6億1800万円)というビッグトーナメントだが、ここで賞レース争いも決着する。年間平均ストローク1位の選手に贈られる『ベアトロフィー』では古江彩佳が僅差で2番手につけており、逆転での日本勢初快挙へ挑んでいく。
その争いでトップを走るのがユ・ヘラン(韓国)だ。2001年3月生まれで、日本でいうところの“プラチナ世代”にあたる。22年の最終予選会(Qシリーズ)をトップ通過し、勝みなみ、西村優菜とは同期。23年の「ウォルマー トNWアーカンソー選手権」でルーキー優勝を飾ると、今季もここまでに1勝を挙げている。世界ランキング8位、ポイントランキング2位でトップランカーの仲間入りを果たした。
今季ここまでの平均ストロークは『69.977』で3位。ただ、1位のジーノ・ティティクル(タイ)、2位のネリー・コルダ(米国)は規定ラウンド数に満たないため、受賞の対象から外れている。4位の古江に0.070ストロークのリードをつけ、本命として最終戦に乗り込んだ。
昨年は『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』(新人賞)に輝き、米参戦2年目には名誉ある賞の戴冠目前。ビッグタイトルが目の前にあるが、本人はあっけらかんとしている。というのも、「実はきのう知ったの(笑)。ネリーだと思っていた…。考えてもいなかったし、力強くプレーしたいだけ」。帯同するマネージャーは「ずっと秘密にしていたんだ」と、ニヤリと笑っていた。
トップ10は13回で全体1位。強さの秘訣を聞いてみれば、「ないよ。でも頭をクリアにすることかな。去年はいいスコアで回りたいと考えていたけれど、いまは考えていない」という。
スタッツに無頓着なのかと思えば、 77.08%で全体2位につけるパーオン率やパット数などには注目しているという。賞金ランキングは気にしていないと言いつつも、「銀行口座はちゃんとチェックしているの」とお茶目な一面ものぞかせる。
プレーの目標も「ただ楽しむだけ」と自然体。この無欲さのまま、古江から逃げ切るのか。(文・笠井あかり)
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