土曜日に接近する台風25号の影響を考慮し、わずかな休憩の後にスタートした第3ラウンドの米国戦でも、しぶといゴルフで難敵を苦しめている。米ツアー随一の長身パワープレーヤー、ジェシカ・コルダとミシェル・ウィーを相手に、2番でリードを許したものの、6番で取り返し、前半をオールスクエアで折り返した。難関の11番では上原がパーセーブし、ボギーとした米国に対して1アップ。13番のティショットを打つ直前に、日没のため順延となった。

「勝てるよね！」と上原が力強くいえば、「1ダウンから1アップまで来ているので、このまま強気の攻めで勝ちたいと思います。残り6ホールですが、6ホールしなくていいように頑張ります！」と畑岡も気合十分。成田・比嘉ペアとともに、日本は第3ラウンドの2戦で2勝が優勝決定戦に進む条件とみられるため、是が非でも勝ちを取りに行きたいところ。

明日は悪天候を見越して、早くても午後2時半からの再開。台風の影響次第では日曜日に残りホールが持ち越される可能性も出てきたが、強い雨と風に苦しめられた悪天候の中、合計27ホール回った2人。「帰ったら速攻食べて寝ます（笑）」と、まずは疲れを取って決戦に臨む構えだ。（文・高桑均）