＜HSBC女子チャンピオンズ　最終日＞◇28日◇タナ・メラ・カントリークラブ(6,547ヤード・パー72)

　シンガポールにあるタナ・メラ・カントリークラブで開催された、米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。首位タイスタートの宮里藍が、今大会ただひとり2桁アンダーのトータル10アンダーとして優勝。1966年のマリリン・スミス(米国)以来、44年ぶりとなる米国女子ツアー開幕2連勝の快挙を達成した。

藍ちゃん、桃子、有村のパーティドレス姿

　1番、2番で連続ボギーを叩いた宮里だったが、すぐに態勢を整えると4番、5番で連続バーディ。さらに9番でもバーディを奪い前半で1つスコアを伸ばす。中盤はクリスティ・カー(米国)、スーザン・ペターセン(ノルウェー)ら強豪も上位に顔を出し、白熱した試合展開になるが、10番でボギーを叩いた宮里は11番から圧巻の3連続バーディ。14番でボギーを叩くが、昨日イーグルを奪った16番でバーディを奪ってフィニッシュ。最終日に崩れない粘り強さで、米国ツアー通算3勝目を挙げた。

　宮里は来週から始める国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」に参戦。凱旋帰国する勢いづいた“藍ちゃん”が、地元沖縄でも優勝を狙いに行く。

　宮里のほかにも日本勢は大健闘。昨年の国内女子ツアー賞金女王の横峯さくらは、トータル5アンダーまでスコアを伸ばし9位タイフィニッシュ。上田桃子はこの日はスコアを1つ落としたが、宮里とともに最終組をまわりトータル4アンダー15位タイ、宮里美香はトータル3アンダー19位タイとなっている。