もう一つドライバーやスプーンを入れたほうがいい理由があります。例えば、アマチュアゴルファーは5番アイアンを抜くと、今度は6番アイアンが難しく感じるようなところがあります。逆に昔を考えると3番アイアンから入っていたから、5番アイアンはすごく簡単なイメージがありました。今は当時よりもロフトが立ってきたのもありますが、5番アイアンが難しく感じる。そういうのはプロにもあって、アリヤの場合、ドライバーがダメだと思ってスプーンからにしたら、今度はスプーンが難しくなってきたんじゃないかと勝手に私は思っています。そうなるとつらくなるから、どこかのタイミングでドライバーだったり、スプーンを使っていかないとダメなのかなと。
ただ、米ツアーは日本ツアーほどメーカーのサポートが手厚くない。日本であればアリヤに合うドライバーをあの手この手でメーカーが用意するのでしょうが、米ツアーだとそこまでできない。結果、抜くという選択肢になったのだと思います。
ここまでネガティブな部分ばかりを話してきましたが、それでもアリヤが強いことには変わりありません。飛距離にばかり目が行きがちですが、アリヤは100ヤード以内がとても上手。アプローチにしても、パッティングにしてもトップレベルです。順当に行けばやはり今年も年間女王候補の筆頭になるのではないでしょうか。
小田美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。国内ツアー通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を努めることも多い。
ただ、米ツアーは日本ツアーほどメーカーのサポートが手厚くない。日本であればアリヤに合うドライバーをあの手この手でメーカーが用意するのでしょうが、米ツアーだとそこまでできない。結果、抜くという選択肢になったのだと思います。
ここまでネガティブな部分ばかりを話してきましたが、それでもアリヤが強いことには変わりありません。飛距離にばかり目が行きがちですが、アリヤは100ヤード以内がとても上手。アプローチにしても、パッティングにしてもトップレベルです。順当に行けばやはり今年も年間女王候補の筆頭になるのではないでしょうか。
小田美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。国内ツアー通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を努めることも多い。