■日本勢の他に注目している選手はいますか?
パク・ソンヒョン選手が2016年の全米女子オープンに初出場した際、その背中を見て、この選手は絶対に上位にくると思いました。その理由は肩甲骨がすごく上にあるから。これは肩甲骨のまわりに良い筋肉がついている証拠で、スムーズで正確なスイングの動きには必要な要素です。時折、ボールが左右に散ったりもしますが、将来が楽しみな選手のひとりです。一方のアリヤ・ジュタヌガーン選手は名実ともに世界のトップ選手ですが、ランキングどおりのゴルフをしますね。この2人に関しては(好・不調の)波はありますが、文句なしの実力者として見ています。
■LPGAのメジャー大会とはどういう存在ですか?
ゴルフをやればやるほど、メジャーとは特別なものだと感じます。ゴルファーである限り、お金ではなく、好成績を残すことはもちろん、それこそ出場すること自体が名誉なのがメジャーです。
■ANAインスピレーション(旧ナビスコ・ダイナ・ショア)の大会では1987年に5位に入られていますが、印象はどうですか?
なぜか、このコースを60台でラウンドした記憶があまりないですね。というのも、毎年コースコンディションが変わるから。寒波の影響などで、フェアウェイが硬かったり、柔らかかったりしますし、コースセッティングのミーティングでグリーンの硬さなども協議されます。さらに、雨は降らないですが、午前と午後の風の向きが変わることもあります。当時、ミッション・ヒルズCCの中にコンドミニアム(宿泊施設)を持っていたので、もっと良い成績を出せても良かったのですが…(苦笑)。ただ、コンドミニアムがあったのは大会が行われる、ダイナ・ショア・トーナメント・コースではなく、アーノルド・パーマー・コースのほうでした。若い時はトーナメント・コースの中に自分の家を持つことに憧れましたが、長くツアーに出ていると、帰ってもコースだとうんざりするので(笑)。
■ダイナ・ショア・トーナメント・コースの特徴を教えてください。
砂漠の中のきれいな景観が印象的です。コースは真っ直ぐなホールが少ないです。右ドッグレッグや左ドッグレッグのホールもありますし、グリーンを捉える時に打ち下ろしや打ち上げのホールもあります。グリーンがあまり大きくないことも特徴ですね。形は真ん丸に近いグリーンが多いのですが、芝目がありますし、アンジュレーションに逆らった目もあります。山からの目なのか、まわりの池の方に向っているのか、未だに私はつかめないままです。高い山の上に雪が積もっている時は、以外と天気が良く、雪がない時は意外に風が強かった記憶があります。
キーとなるのはバックナインですかね。18番はロングヒッターにとっては、ティショットが左ドッグレックですが、左の池の上を狙っていけます。ドロー系の選手はちょっと怖いかも知れないですけれど、きれいにフェードが打てる選手は良いですね。バンカーの位置に注意を払う必要もありますが、イーグルを狙えるホールです。17番のパー3は縦の距離感が出しづらいです。ドラマを生むのは17番、18番でしょうね。
■ANAインスピレーションを観る楽しみ方を教えてください。
砂漠の中のゴルフ場なので、気候が違います。また空気が乾燥していて、少しボールも飛びます。私がプレーした時は普段より1クラブ半ほど飛ぶ時がありました。フェアウェイを柔らかくしてグリーンまでの距離を残させるのか、それとも硬くしてボールが転がるようにするのか、LPGAが今年のコースセッティングを色々と協議していると思います。今年最初のメジャーでどんなセッティングをするのか楽しみです!
パク・ソンヒョン選手が2016年の全米女子オープンに初出場した際、その背中を見て、この選手は絶対に上位にくると思いました。その理由は肩甲骨がすごく上にあるから。これは肩甲骨のまわりに良い筋肉がついている証拠で、スムーズで正確なスイングの動きには必要な要素です。時折、ボールが左右に散ったりもしますが、将来が楽しみな選手のひとりです。一方のアリヤ・ジュタヌガーン選手は名実ともに世界のトップ選手ですが、ランキングどおりのゴルフをしますね。この2人に関しては(好・不調の)波はありますが、文句なしの実力者として見ています。
■LPGAのメジャー大会とはどういう存在ですか?
ゴルフをやればやるほど、メジャーとは特別なものだと感じます。ゴルファーである限り、お金ではなく、好成績を残すことはもちろん、それこそ出場すること自体が名誉なのがメジャーです。
■ANAインスピレーション(旧ナビスコ・ダイナ・ショア)の大会では1987年に5位に入られていますが、印象はどうですか?
なぜか、このコースを60台でラウンドした記憶があまりないですね。というのも、毎年コースコンディションが変わるから。寒波の影響などで、フェアウェイが硬かったり、柔らかかったりしますし、コースセッティングのミーティングでグリーンの硬さなども協議されます。さらに、雨は降らないですが、午前と午後の風の向きが変わることもあります。当時、ミッション・ヒルズCCの中にコンドミニアム(宿泊施設)を持っていたので、もっと良い成績を出せても良かったのですが…(苦笑)。ただ、コンドミニアムがあったのは大会が行われる、ダイナ・ショア・トーナメント・コースではなく、アーノルド・パーマー・コースのほうでした。若い時はトーナメント・コースの中に自分の家を持つことに憧れましたが、長くツアーに出ていると、帰ってもコースだとうんざりするので(笑)。
■ダイナ・ショア・トーナメント・コースの特徴を教えてください。
砂漠の中のきれいな景観が印象的です。コースは真っ直ぐなホールが少ないです。右ドッグレッグや左ドッグレッグのホールもありますし、グリーンを捉える時に打ち下ろしや打ち上げのホールもあります。グリーンがあまり大きくないことも特徴ですね。形は真ん丸に近いグリーンが多いのですが、芝目がありますし、アンジュレーションに逆らった目もあります。山からの目なのか、まわりの池の方に向っているのか、未だに私はつかめないままです。高い山の上に雪が積もっている時は、以外と天気が良く、雪がない時は意外に風が強かった記憶があります。
キーとなるのはバックナインですかね。18番はロングヒッターにとっては、ティショットが左ドッグレックですが、左の池の上を狙っていけます。ドロー系の選手はちょっと怖いかも知れないですけれど、きれいにフェードが打てる選手は良いですね。バンカーの位置に注意を払う必要もありますが、イーグルを狙えるホールです。17番のパー3は縦の距離感が出しづらいです。ドラマを生むのは17番、18番でしょうね。
■ANAインスピレーションを観る楽しみ方を教えてください。
砂漠の中のゴルフ場なので、気候が違います。また空気が乾燥していて、少しボールも飛びます。私がプレーした時は普段より1クラブ半ほど飛ぶ時がありました。フェアウェイを柔らかくしてグリーンまでの距離を残させるのか、それとも硬くしてボールが転がるようにするのか、LPGAが今年のコースセッティングを色々と協議していると思います。今年最初のメジャーでどんなセッティングをするのか楽しみです!