＜ANAインスピレーション 初日◇4日◇ミッションヒルズCC（米国カリフォルニア州）◇6763ヤード・パー72＞

もっと上の順位で終わるはずだった。海外女子メジャー初戦「ANAインスピレーション」初日、野村敏京は5バーディ・6ボギーの「73」でラウンド。1オーバー・42位タイで最初の18ホールを終えた。

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最高のスタートだった。出だしの1番から3連続バーディ。前半を終えて、ボギーも2つあったがバーディは5つ。3アンダーでリーダーボードの最上位に名を連ねていた。

そんな良い流れがピタリと止まってしまったのは11番パー5。多くの選手が2オンを決めるチャンスホールで、野村の飛距離でも十分届く距離にティショットを置く。だが、この二打目が「ダフってしまった」とグリーンまで届かず手前40ヤードの位置に落とすと、このアプローチは手前のバンカーにイン。結局4オン1パットのパーとなり、「セカンドのミスから崩れてしまった」と気持ちと流れが切れてしまう。

すると、このホール以降、強くなった風の影響も相まってまさかの4ボギー。上がりの18番でも、2mのパーパットを外すなど我慢ができなかった。苦しんだ7ホールに、ホールアウト後には思わず「あんまり楽しくなかったです」と本音が漏れた。