＜全米女子オープン最終予選会◇22日◇大利根カントリークラブ（茨城県）＞

茨城県で行われた海外女子メジャーの「全米女子オープン」出場をかけた最終予選会で、出場権獲得目前までいきながら、最後の最後で逃したのが新垣比菜。1日36ホールの戦いは、前日まで熊本でツアーを回った上、夜移動の身には「疲れもあって苦労しました」と肩を落とした。

前半までは好調だった葭葉ルミ…【写真】

2ラウンド目の前半にはイーグルを奪い一気に4枠の圏内に入ったが、後半に入るとボギーを重ね、「後半はガマンできずに乱れてしまいました」と、4枠を決めるプレーオフに1打届かず、トータル3オーバーでフィニッシュした。

疲労困憊で出場権も獲得できず。同スコアで並んだのは新垣含めてふたり。ウェイティング1番目を決めるプレーオフで勝利し、なんとか5番目の女として、出場権が下りるのを待つことになったが、「（畑岡）奈紗ちゃんみたいにメジャーで活躍したいけど、まだ早いのかな」という大舞台への道はひとまず、お預けとなった。

昨年は葭葉ルミがウェイティングから出場。日本予選会からの出場者に限らず、全体から欠場者が出た場合や、出場人数が最大数に満たない場合は出場権が下りてくる仕組み。「出られたら最高ですけど」と、疲れ切った顔に複雑な表情を浮かべ、次戦の地へと向かった。（文・高桑均）