<全米女子オープン 最終日◇2日◇CCオブ・チャールストン(米国サウスカロライナ州)◇6515ヤード・パー71>
「腹が立つ」をモチベーションにするのが鈴木愛だ。大会最終日は、上位を狙える位置からスタート。ところが1番、3番でボギーがふたつ先行する苦しい展開。それでも諦めずに上を追いかけた。
国内ツアーでは原英莉花が悲願の優勝!レギュラー初のキス【写真】
5番パー5では3打目を1.2メートルにつけてバーディ。7番では2.5メートルを沈めた。上を見ながら、「少しでも上位に入りたかった」と、貪欲なまでに攻め続けるが、バーディが来ない。10番でこの日3つめのボギーを喫し。優勝争いからは取り残された。
その後も我慢強くパーを重ね14番でバーディを奪い返したが、首位との差は開く一方。そんななか、「賞金もそうだし(世界ランキングの)ポイントも上げたかった」と攻め続けたが、最後は「パッティングが…。グリーンのアンジュレーションがあって読みづらかった」と、得意技をもってしても攻略ならず。上がり連続3パットでボギー、ダブルボギー。トータル1オーバーまで落とし、22位タイで終えた。
「最後は悔しいというより腹が立つ。今まで3日間やってきたことが無駄になった」と無念の表情。初日は一時4オーバーまで行きながら巻き返してきただけに、怒りがふつふつとこみ上げる。
日本ツアーでも有名な練習の虫は、前日3日目のラウンド終了後、1時間以上もパッティング練習を行った。最終組が上がってからも続けるほどの打ち込み。そんな努力が報われる日を信じ続けて、これまでも球を転がし続けてきたが、今回は結果に現れなかった。
「100回くらい蹴ろうかな(笑)」と、今年からトレーニングに取り入れているテコンドーのキックを今夜は敢行するかどうかはわからないが、最終2ホールの自分を叱り、次戦につなげるのが鈴木愛。今季目標の国内5勝と、7月に控える「全英AIG女子オープン」と「エビアン選手権」への出場をモチベーションに、ここからさらに闘志を燃やす。(文・高桑均)
「腹が立つ」をモチベーションにするのが鈴木愛だ。大会最終日は、上位を狙える位置からスタート。ところが1番、3番でボギーがふたつ先行する苦しい展開。それでも諦めずに上を追いかけた。
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5番パー5では3打目を1.2メートルにつけてバーディ。7番では2.5メートルを沈めた。上を見ながら、「少しでも上位に入りたかった」と、貪欲なまでに攻め続けるが、バーディが来ない。10番でこの日3つめのボギーを喫し。優勝争いからは取り残された。
その後も我慢強くパーを重ね14番でバーディを奪い返したが、首位との差は開く一方。そんななか、「賞金もそうだし(世界ランキングの)ポイントも上げたかった」と攻め続けたが、最後は「パッティングが…。グリーンのアンジュレーションがあって読みづらかった」と、得意技をもってしても攻略ならず。上がり連続3パットでボギー、ダブルボギー。トータル1オーバーまで落とし、22位タイで終えた。
「最後は悔しいというより腹が立つ。今まで3日間やってきたことが無駄になった」と無念の表情。初日は一時4オーバーまで行きながら巻き返してきただけに、怒りがふつふつとこみ上げる。
日本ツアーでも有名な練習の虫は、前日3日目のラウンド終了後、1時間以上もパッティング練習を行った。最終組が上がってからも続けるほどの打ち込み。そんな努力が報われる日を信じ続けて、これまでも球を転がし続けてきたが、今回は結果に現れなかった。
「100回くらい蹴ろうかな(笑)」と、今年からトレーニングに取り入れているテコンドーのキックを今夜は敢行するかどうかはわからないが、最終2ホールの自分を叱り、次戦につなげるのが鈴木愛。今季目標の国内5勝と、7月に控える「全英AIG女子オープン」と「エビアン選手権」への出場をモチベーションに、ここからさらに闘志を燃やす。(文・高桑均)