＜エビアン・チャンピオンシップ 事前情報◇23日◇エビアン・リゾートGC（フランス）◇6523ヤード・パー71＞

樋口久子が1977年に「全米女子プロ」を制して以来、いまだ果たされていない日本人女子のメジャー制覇。いま、もっとも期待がかかる畑岡奈紗は、現地時間の25日（木）に開幕する海外女子メジャー「エビアン・チャンピオンシップ」を前にリラックスムードだ。

畑岡奈紗のドライバースイング【動画】

女子メジャーの栄冠に最も近いといわれてきた畑岡。今季はメジャー初戦の「ANAインスピレーション」前週に優勝を果たし乗り込むも、39位タイ。5月には前週2位の成績で乗り込んだ「全米女子オープン」で予選落ち。続く「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でも前週の2位から14位タイと、流れに乗れずに終えている。

そんないやな流れを断ち切ったのが、先週だ。「先週は予選落ちだったので（笑）。逆にいい準備ができましたし、休みもとれました。あんまり期待していないですね」と、嫌なジンクスを破る、恵みの予選落ちとなることを自身も期待している。

プレッシャーもなく乗り込んだ2度目のフランス。昨年までは9月開催だったものが、今年からは次週の「全英AIG女子オープン」の前哨戦になり、装いにも変化が出ている。「去年とは時期が違うので、フェアウェイが思っていたより軟らかいけど、グリーンは速い」。そのうえ、「ラフも長く、100ヤードからでも乗らない気がします」と、初夏ならではのセッティングを警戒する。