キャディを務めるコーチの青木翔氏と談笑し、冗談を言い合った4日間。最終ホールのセカンド地点では前の組のプレーでかなり待たされたが、駄菓子を食べながらキャディと冗談の飛ばし合い。「ここでシャンクしたらかっこ悪いな〜」、「プレーオフは嫌だったから、3パットすればプレーオフはない(=負ける)って話したら、怒られました(笑)」など、ジョークで冷静さを保ち、最後はカップを壊さんばかりの強気なパットで優勝を勝ち取った。
ホールアウト後、「やっちゃった。どうしよう(笑)」とおどける渋野は表彰式、インタビュー、会見、サインなど多忙を極め、家族やチームとコースをあとにしたのが午後9時(日本時間午前5時)過ぎ。そこで最後まで残ったファンの中年男性が残した言葉が印象に残った。「彼女はゴルフに笑顔を取り戻した」。
渋野にとっても、ゴルフファンにとっても夢のような1週間。20歳のツアールーキーがゴルフ界に残したインパクトは、イングランドの目の肥えたファンをもうならせた。日本ゴルフ界の誇り、渋野日向子。日本のゴルフが頂点に立ったこの日は、後世まで語り継がれる日になった。(文・高桑均)
ホールアウト後、「やっちゃった。どうしよう(笑)」とおどける渋野は表彰式、インタビュー、会見、サインなど多忙を極め、家族やチームとコースをあとにしたのが午後9時(日本時間午前5時)過ぎ。そこで最後まで残ったファンの中年男性が残した言葉が印象に残った。「彼女はゴルフに笑顔を取り戻した」。
渋野にとっても、ゴルフファンにとっても夢のような1週間。20歳のツアールーキーがゴルフ界に残したインパクトは、イングランドの目の肥えたファンをもうならせた。日本ゴルフ界の誇り、渋野日向子。日本のゴルフが頂点に立ったこの日は、後世まで語り継がれる日になった。(文・高桑均)