昨年、3人もの日本勢が優勝した米国女子ツアーは、日本よりも一足早く1月から熱戦が始まっている。参戦の仕方はそれぞれだが、過去に類を見ないほどの多くの選手が海を渡り、世界の舞台で戦う。そんな米ツアーに挑む選手たちについて、WOWOWなどで解説を務める小田美岐に語ってもらった。今回は今季から米ツアーに参戦した河本結。
桃子のコーチが語る、河本結のスイングのここがすごい!【連続写真付き解説】
4月の「パナソニックオープンレディース」でホールインワンを決めて賞金100万円を獲得し、「アメリカに行くときのために全額貯金する」と話すなど以前から米ツアー参戦を意識していた河本。出場権をかけて戦うQスクールは2つのステージをクリアする必要があり、日本でもフル参戦初年度のツアールーキーにとって決して低いハードルではなかったが、初優勝を挙げるなど世界ランキングを上昇させて1次が免除となったこと、そして「私の好きな言葉は“人生は一度きり”。後悔はしたくない」という思いから受験を決意。見事9位で突破して夢の舞台への切符をつかんだ。
そんな河本に小田は「新しいタイプの日本人選手だから、面白いなと思います」と期待を膨らませる。
「河本さんがステップ・アップ・ツアーに出場しているころにゆっくり話す機会があったのですが、その時から強い気持ちを感じました。黄金世代といえば、まず勝みなみさんが15歳で優勝して世代を引っ張った。でも、その勝さんに対して多くの同級生は『すごいな、こんな風にはなかなかなれないな』と思っていたと思う。だけど、そうこうしているうちに自分とあまり変わらないという風に思っていた畑岡さんが日本女子オープンで勝った。
さらに畑岡さんがその後も米ツアーでも勝ってどんどん上がっていくなかで、河本さんはレギュラーツアーにも出ず、悶々とした日々を過ごした。その出遅れ感が自分の中で許せないし、絶対に自分もあそこまで行けるはずだ! という強い思いがあったと思うんです。『日本でやっていたのでは、絶対に離されていく』ということを感じたからこその決断だと思います。そのステップのときから、『同じ土俵で戦ってやる!』、『奈紗ちゃんにできて、私ができないはずがない!』といった類いのことを言っていましたからね」(小田)
桃子のコーチが語る、河本結のスイングのここがすごい!【連続写真付き解説】
4月の「パナソニックオープンレディース」でホールインワンを決めて賞金100万円を獲得し、「アメリカに行くときのために全額貯金する」と話すなど以前から米ツアー参戦を意識していた河本。出場権をかけて戦うQスクールは2つのステージをクリアする必要があり、日本でもフル参戦初年度のツアールーキーにとって決して低いハードルではなかったが、初優勝を挙げるなど世界ランキングを上昇させて1次が免除となったこと、そして「私の好きな言葉は“人生は一度きり”。後悔はしたくない」という思いから受験を決意。見事9位で突破して夢の舞台への切符をつかんだ。
そんな河本に小田は「新しいタイプの日本人選手だから、面白いなと思います」と期待を膨らませる。
「河本さんがステップ・アップ・ツアーに出場しているころにゆっくり話す機会があったのですが、その時から強い気持ちを感じました。黄金世代といえば、まず勝みなみさんが15歳で優勝して世代を引っ張った。でも、その勝さんに対して多くの同級生は『すごいな、こんな風にはなかなかなれないな』と思っていたと思う。だけど、そうこうしているうちに自分とあまり変わらないという風に思っていた畑岡さんが日本女子オープンで勝った。
さらに畑岡さんがその後も米ツアーでも勝ってどんどん上がっていくなかで、河本さんはレギュラーツアーにも出ず、悶々とした日々を過ごした。その出遅れ感が自分の中で許せないし、絶対に自分もあそこまで行けるはずだ! という強い思いがあったと思うんです。『日本でやっていたのでは、絶対に離されていく』ということを感じたからこその決断だと思います。そのステップのときから、『同じ土俵で戦ってやる!』、『奈紗ちゃんにできて、私ができないはずがない!』といった類いのことを言っていましたからね」(小田)