＜HSBC女子チャンピオンズ　最終日＞◇27日◇タナ・メラCC(6,547ヤード、パー72)

　シンガポールのタナ・メラカントリークラブで開催された、米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。米国ツアー初優勝へ向け、首位でスタートした有村智恵だったが、同組でまわったカリー・ウェブ(オーストラリア)に逆転を許し、トータル12アンダー2位でフィニッシュした。

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　現在世界ランキング1位のヤニ・ツェン(台湾)、メジャー7勝のウェブと最終組でスタートした有村。新旧女王とのラウンドで「前半はなかなかチャンスにつけることができなかった」と話したが、それでもなんとか首位をキープし前半を折り返した。

　その前半でチャージをかけてきたのはヤニ・ツェン。5バーディを奪ったヤニは、あっという間に有村と1打差に詰め寄りNo.1の底力を見せつる。しかし、ウェブと並んで2位タイで折り返したヤニだったが、後半は勢いを維持することができず一歩後退。代わって追い上げてきたのはウェブだった。

　有村は10番でバーディを奪いトータル12アンダー。ボギーを叩いたウェブはトータル9アンダーで3打差となり有村に優勝の二文字が見えてきた。しかし、ウェブは11番から怒涛の4連続バーディを奪取。有村が「前半のカリーは全然だったけど、後半になってすごく集中してきてまるで別人のようなプレーだった」と語るように、その後も落ち着いたプレーで有村を寄せ付けなかった。