＜クラフト・ナビスコ選手権　最終日＞◇3日◇ミッション・ヒルズカントリークラブ(6,702ヤード・パー72)

　カリフォルニア州にあるミッション・ヒルズカントリークラブで開催された、米国女子メジャー初戦「クラフト・ナビスコ選手権」の最終日。

折り鶴が運ぶ世界の人々から日本へのメッセージ

　首位と8打差の6位タイからスタートした有村智恵だったが、最終日はスコアを2つ落としトータル2アンダー7位タイで競技を終えた。1つでも上を目指しスタートした有村だが、5番パー3でボギーが先行。8番、11番でバーディを奪い盛り返したものの、13番でボギーを叩くと、15番、16番と連続ボギー。2年連続トップ10フィニッシュも、優勝したステイシー・ルイス(米国)とは11打差。世界との差を痛感する結果となった。

　有村と同じく6位タイからスタートした宮里美香も、出だしの1番でボギーを叩くと、バーディとボギーが交互にくるちぐはぐな展開。結局2つスコアを落とし、トータル2アンダーで有村と並んで7位タイで4日間を終えた。

　最終日さらなる上位進出はならなかったが、メジャーで2人のトップ10フィニッシュは大震災で沈む日本へ、間違いなく勇気を与える良いニュースとなった。これからも“まけるな日本”を合言葉にそれぞれの舞台で戦っていく。