■日本ツアーとの違いは？
「まずはピンポジション。そんなところに切ってくるというのがなかなか日本ではない。（日本では）だいたい練習ラウンドで予想がつくけど、スタートホールの1番は全部奥ピンという、まったく予想していなかった。本当にすごく厳しいセッティングというのは、こっちならではと感じました。それとグリーン周りの難しさ。日本ではそんなにロブショットは必要ないけど、こっちでは必要になるシチュエーションが多い。いろんなバリエーションを増やしていかないといけないかな。あと、全部ですね。芝だったり、ラフだったり、すべてに関して日本では経験できないなとすごく思いました」

■今週はメジャーチャンピオンという意識は？
「もう捨てていんじゃないかなと思うぐらい。日本では42年ぶりだったので何かを背負っていかなきゃいけないかもしれないけど、こっちにきてからは本当にそんな…恥ずかしいぐらいのレベルの低さなので。結果で見たら勝ってはいるけど、技術では私よりレベルが高い人が何百人、何千人にいる。こっちで戦うとしたらメジャーチャンピオンという言葉を捨てていいと6試合を回って思いました」

■メジャーについて特別な意識、感情は？
「この大会に関しては今までとちょっと違う感情で臨んでいたかなと。最後というのもありましたけど、来てみてからの雰囲気、コースの感じはメジャーセッティングだった。今まで経験したことのない難しさだったので、自然と気持ちも引き締めて回っていたかなと思います」

■試合を重ねることに良くなった理由は？
「気持ちというより、試合を重ねていく間に思うように体を動かしてスイングができる回数が増えてきたと思っています。気持ちの面もあるかもしれないけど、試合を重ねることも大事なのかな」

■米国でやり残したことは？
「コロナで大変な時期なので、なかなか観光ができなかった。（全米女子オープンの）12月も厳しいと思いますけど、米国ツアーで1年戦うときは、いろんな場所の観光もしたいですね。ゴルフに関してはやり残したことばかりなので、長い時間をかけて、しっかりもっと成長して米国に戻ってきたいなと思います」

■海外生活でつらかったことは？
「メンタル的には英国が一番つらかった。予選通ることができない。練習ラウンドしただけで自信がない2週間。ショットに自信がないし、気持ち的にもこのコース難しい、風吹いたらダメとマイナスが多かった。米国に来てからは空いている週もあって、自分の練習もすごくできたし、自炊することもできました。マネジャーと一緒にご飯を作りながらしゃべったり、自由の時間が米国の方が良かった」