黒宮 下半身とか体幹とか腕のバランスも相当いいのだと思います。渋野日向子さんと同様にリバース(トップで体重が左に乗る)もまったくしないですし、かといって右にスエーしているわけじゃない。本当にすごいな、このスイング…。
決して大きいとは言えない体でも飛距離を出そうと、早い段階で“起立”の状態になっている。この“起立”というのは骨盤を後傾させる、と言い換えてもいいでしょう。後方から見ると分かりやすいのですが、切り返してシャフトが地面と並行になるときには、前方に傾いていたベルトが地面と並行になっています。早く“起立”の状態に持っていって出力をだそうというのが見てとれます。飛距離を出すためにジャンプする態勢に入っているということですね。
編集部 だから、昨年の米国女子ツアーのドライビングディスタンスが261ヤードで27位と、飛距離が出るんですね。これは国内女子ツアーならトップを争う数字です。
目澤 ただ、普通これをやると前傾角度も起きちゃうんですけど、腹圧で押さえながら起立しているんですよね。
黒宮 そうなんです。一般ゴルファーの体が起き上がってベルトが平行になるのとは違って、腹圧や腕力を使って体の角度も顔の位置も変わらずにできているのが畑岡さんのすごいところ。真似るなら、それこそデッドリフトで100kg上げてからですね(笑)。
目澤 まったく同じ意見です。地面からの蹴り上げの力をうまく使えていますよね。タイミング取るのは難しいはずですが、これだけ下半身を左右の傾きを少なくジャンプのタイミングを取れるのはすごい。跳ね上がりをうまく使えていると思います。
決して大きいとは言えない体でも飛距離を出そうと、早い段階で“起立”の状態になっている。この“起立”というのは骨盤を後傾させる、と言い換えてもいいでしょう。後方から見ると分かりやすいのですが、切り返してシャフトが地面と並行になるときには、前方に傾いていたベルトが地面と並行になっています。早く“起立”の状態に持っていって出力をだそうというのが見てとれます。飛距離を出すためにジャンプする態勢に入っているということですね。
編集部 だから、昨年の米国女子ツアーのドライビングディスタンスが261ヤードで27位と、飛距離が出るんですね。これは国内女子ツアーならトップを争う数字です。
目澤 ただ、普通これをやると前傾角度も起きちゃうんですけど、腹圧で押さえながら起立しているんですよね。
黒宮 そうなんです。一般ゴルファーの体が起き上がってベルトが平行になるのとは違って、腹圧や腕力を使って体の角度も顔の位置も変わらずにできているのが畑岡さんのすごいところ。真似るなら、それこそデッドリフトで100kg上げてからですね(笑)。
目澤 まったく同じ意見です。地面からの蹴り上げの力をうまく使えていますよね。タイミング取るのは難しいはずですが、これだけ下半身を左右の傾きを少なくジャンプのタイミングを取れるのはすごい。跳ね上がりをうまく使えていると思います。