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平均飛距離323ヤード…メジャー初Vで新時代を予感させるパティ・タバタナキト 宮里藍と同じコーチから習得した“勝つゴルフ”

平均飛距離323ヤード…メジャー初Vで新時代を予感させるパティ・タバタナキト 宮里藍と同じコーチから習得した“勝つゴルフ”

配信日時:2021年4月5日 11時43分

昨年は14試合に出場し7試合で予選落ちと目立った成績は残せなかったが、ここにきて一気に才能が開花した。昨年の試合数が少なかったこともあって、今季も“ルーキー”と規定されているが、プレーの内容やプレー態度はルーキーのものではなかった。

パティにとって、今大会は3回目の出場。アマチュア時代にはローアマも獲得している。「メジャーでプレーすることには慣れていたので、どう対応すればいいか分かっていた」。コース、気候のコンディションが良好だったとはいえ、大会期間中は平均飛距離323ヤードを記録。圧倒的な飛距離に加え、危なげない堅実なプレー。さらには、勝つためのメンタリティとメジャーでの経験も相まって、ミッションヒルズが簡単に見えてしまうほどのゴルフで完全優勝を果たした。

パティにとって、メンタル面での成長は優勝への大きな要因となった。メンタルトレーナーとして今大会も現地入りしていたのは、宮里藍を指導していたことでも知られるピア・ニルソンとリン・マリオット。すべてのホールでバーディを獲るという『Vision54』の提唱者の理念を貫き通し、メンタルコントロールに終始し念願の優勝を手にした。

「1日中ショットはよかった。パットが入らなかっただけ。リーダーボードは気にならなかったし、自分のことにフォーカスしていた」。チップインイーグルに2つのバーディで4つ伸ばした最終日。緊張はあったというものの、勝つには十分な内容だった。「本当は(大会記録の)20アンダーを目指していたけど」と、自身のスタイルは「緩めず前に進むこと」。2打のリードを持って迎えた最終ホールでは、グリーンに上がるとき「少し感情的になってしまった」としたが、すぐに冷静さを取り戻した。初優勝とは思えないほど、メンタル、技術、パワーが充実していた。

今年の2戦目となった「ゲインブリッジLPGA」では3日目を終えて首位と1打差の2位で最終日最終組に入ったが、崩れて5位タイ。続く3戦目の「ドライブオン選手権アット・ゴールデン・オカラ」でも3日目を終えて3位タイながら最終成績は14位タイ。悔しい結果をしたことも経験となって、今回の勝利につながった。

「まだ実感はないけど、これからもやれると思って、ここからまだよくなると信じて。もっと勝ちたい」。自信たっぷりに語ったそんなパティの将来的な目標は「グランド・スラム、これで一つ目」。アリヤ・ジュタヌガーンに次ぐタイ人二人目のメジャーチャンプ。ニューヒロインは、間違いなく今年の目玉になりそうだ。

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