＜ロッテ選手権　初日◇14日◇カポレイGC（米ハワイ州）◇6563ヤード・パー72＞

米国ツアー転戦2試合目となるハワイ決戦初日を4アンダー・14位タイで終えた渋野日向子が、海外での日本勢優勝ラッシュを力に変える。

笹生優花のベタピンショットも！　初日のハイライト【動画】

「ほんとにいい内容で、褒めてもいい。あした全部無くさないように頑張ります」。パーオン率100％を達成するなど、特にショットが冴えわたった1日に笑顔も弾ける。「大事な1戦なので。笹生優花が良いから（笑）」と、初日を首位で終えた後輩の名前を出す声も明るい。

2週前には、去年まで同じ青木翔コーチに師事していた“妹分”の梶谷翼が「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝。そして先週は日本勢として初めて松山英樹が「マスターズ」を制した。「もうすごい。刺激。言葉にはできない。いろんな感情を芽生えさせてくれている。梶谷翼も。流れが来ていますね」。大興奮の2週間を過ごしたようだ。

マスターズはネットで映像を見て、胸を熱くした。「ハラハラ、ドキドキ。自分もあんなゴルフができたらいいなと思う」と、世界最高峰の舞台で繰り広げられるプレーに酔いしれた。自身も2年前にメジャー大会の「全英AIG女子オープン」で優勝したことで、一躍国民的ヒロインとなったが、「そうやって見てもらえるのはありがたいけど、私とは比べものにならない」と、世界中の名手が憧れるタイトルを手にした松山に尊敬の念を抱いた。