＜KPMG全米女子プロゴルフ選手権　最終日◇27日◇アトランタ・アスレチックC（米ジョージア州）◇6740ヤード・パー72＞

渋野日向子の3カ月に及ぶ米ツアー転戦がいったん終了。最終戦の最終日に6バーディ・1ボギーの「67」をマークし、トータル1オーバーで終えた。

渋野日向子の2021年ドライバースイング【連続写真】

今年は国内ツアー4試合をプレーし渡米。メジャー大会3試合を含む7試合に出場し、最高成績は5月に行われた「ピュアシルク選手権」の31位タイ。年間レースの仮想ポイントで上位に入り、米ツアーのメンバー入りを目指したこの3カ月は、厳しい戦いとなった。

そんななかでも、最後に笑顔を咲かせるのが渋野。「悔しいことのほうがたくさんあったけど、この1週間の自分を考えると、今までの悔しさがぜんぶ消えていくような感じというか、溜まっていたものが吐き出されたかなという内容のゴルフだった」。最後の最後に納得のゴルフで締めくくり、帰国の途につく。

「今週のようなゴルフができれば、次アメリカに来たときには戦えているんじゃないかと思いますので、よかったところ、悪かったところを復習して、次に向けて頑張りたいなと思います」と、気になるのは次戦。「エビアンは出ない。3連戦です」と国内ツアーの「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」から「楽天スーパーレディース」まで日本で戦い、その後渡英して全英に出場することを明かした。