■世界の飛ばし屋とは、2打目で持つクラブが6番手違う
初日のラウンドのなかで奥嶋氏が驚いたのは、同じ組で回るメキシコ代表のマリア・ファッシと、スイス代表のアルバン・ヴァレンズエラの飛距離。「飛びすぎですね。こっちがドライバーで打った球を、ファッシは余裕で3番ウッドで越えてくる。ドライバーは平均40ヤード、最大50ヤード置いていかれました。ヴァレンズエラとは平均20〜25ヤードくらい違う」。
ファッシは米国女子ツアーのドライビングディスタンスで278ヤードの飛ばし屋。ツアー全体でも5位にランクインしている。稲見は国内女子ツアーのドライビングディスタンスで238.75の39位。日本では決して飛ばないほうではないが、ファッシとはおよそ40ヤードの飛距離差がある。日米で地面の硬さが異なるため単純比較はできないが、稲見の距離を米国女子ツアーのランキングで見てみると165位となる。
「あとアイアンの距離も違う。160ヤードだとファッシは7番アイアンで打ってくるところを、萌寧ちゃんは5番アイアンでギリギリになっちゃう。実際、最終ホールはティショットで50ヤード置いてかれて、こっちは残り160ヤードを5番アイアン、向こうは残り110ヤードを52度くらいのウェッジで打っている。同じバーディだけどファッシのほうが全然楽。世界一になるなら飛距離は必要ですよね」
5番アイアンと52度では、6番手の差が出る。稲見自身も「飛距離アップしないと」と試合後に話している。しかし、初日のスコアでは稲見がファッシとヴァレンズエラを上回った。
「ファッシは飛距離は出るけど、やっぱりボールは散るし、アプローチも上手くない。ヴァレンズエラはまあまあのフッカーだから、疲れてきてから右へのスッポ抜けが出て崩していた。一概に飛距離とはいえないけど、やっぱり飛ぶ人が有利。それを上回るセカンドショットとかサードショットの精度がないと伸ばすのは大変です。せめてもう10ヤードは飛ばないときつい」
初日のラウンドのなかで奥嶋氏が驚いたのは、同じ組で回るメキシコ代表のマリア・ファッシと、スイス代表のアルバン・ヴァレンズエラの飛距離。「飛びすぎですね。こっちがドライバーで打った球を、ファッシは余裕で3番ウッドで越えてくる。ドライバーは平均40ヤード、最大50ヤード置いていかれました。ヴァレンズエラとは平均20〜25ヤードくらい違う」。
ファッシは米国女子ツアーのドライビングディスタンスで278ヤードの飛ばし屋。ツアー全体でも5位にランクインしている。稲見は国内女子ツアーのドライビングディスタンスで238.75の39位。日本では決して飛ばないほうではないが、ファッシとはおよそ40ヤードの飛距離差がある。日米で地面の硬さが異なるため単純比較はできないが、稲見の距離を米国女子ツアーのランキングで見てみると165位となる。
「あとアイアンの距離も違う。160ヤードだとファッシは7番アイアンで打ってくるところを、萌寧ちゃんは5番アイアンでギリギリになっちゃう。実際、最終ホールはティショットで50ヤード置いてかれて、こっちは残り160ヤードを5番アイアン、向こうは残り110ヤードを52度くらいのウェッジで打っている。同じバーディだけどファッシのほうが全然楽。世界一になるなら飛距離は必要ですよね」
5番アイアンと52度では、6番手の差が出る。稲見自身も「飛距離アップしないと」と試合後に話している。しかし、初日のスコアでは稲見がファッシとヴァレンズエラを上回った。
「ファッシは飛距離は出るけど、やっぱりボールは散るし、アプローチも上手くない。ヴァレンズエラはまあまあのフッカーだから、疲れてきてから右へのスッポ抜けが出て崩していた。一概に飛距離とはいえないけど、やっぱり飛ぶ人が有利。それを上回るセカンドショットとかサードショットの精度がないと伸ばすのは大変です。せめてもう10ヤードは飛ばないときつい」