<東京五輪ゴルフ競技(女子) 最終日◇7日◇霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)◇6648ヤード・パー71>
日本ゴルフ史に、新たな1ページを刻んだ。稲見萌寧が、トータル16アンダーで並んだリディア・コ(ニュージーランド)を、2位決定プレーオフでくだし銀メダルを獲得。日本にゴルフ競技初のメダルを、自国開催の五輪でもたらした。
最後はリディア・コとハグで健闘を称えあった【写真】
銀か銅か。すでにメダル獲得は決まっている状態で臨んだプレーオフは、ティにつく前からお互いに笑顔で言葉を交わすシーンも見られる、リラックスムードのなか始まった。3日目、そして最終日にボギーを叩いた18番ホールで、稲見は2オン2パットのパーをセーブ。一方のライバルは、ティショットをフェアウェイバンカーに入れると、グリーンオンまでに3打を要し、最後2.5メートルのパーパットを外した。午後2時6分。稲見が偉業を達成する瞬間が訪れた。
「今までのプレーオフよりも楽しめた。メダルは決まっている状態なので、あとは勝つか負けるか。私の好きな選手でもあるリディアさんとプレーできて楽しかった」
首位との5打差を追ってスタートしたこの日。前半は出入りの激しい展開となったが、それでも2つ伸ばした。「プレーしているときは、あまり緊張は感じない」という言葉もいつも通り。徐々にメダル獲得に近づいても、プレッシャーに押しつぶされることはなかった。
日本ゴルフ史に、新たな1ページを刻んだ。稲見萌寧が、トータル16アンダーで並んだリディア・コ(ニュージーランド)を、2位決定プレーオフでくだし銀メダルを獲得。日本にゴルフ競技初のメダルを、自国開催の五輪でもたらした。
最後はリディア・コとハグで健闘を称えあった【写真】
銀か銅か。すでにメダル獲得は決まっている状態で臨んだプレーオフは、ティにつく前からお互いに笑顔で言葉を交わすシーンも見られる、リラックスムードのなか始まった。3日目、そして最終日にボギーを叩いた18番ホールで、稲見は2オン2パットのパーをセーブ。一方のライバルは、ティショットをフェアウェイバンカーに入れると、グリーンオンまでに3打を要し、最後2.5メートルのパーパットを外した。午後2時6分。稲見が偉業を達成する瞬間が訪れた。
「今までのプレーオフよりも楽しめた。メダルは決まっている状態なので、あとは勝つか負けるか。私の好きな選手でもあるリディアさんとプレーできて楽しかった」
首位との5打差を追ってスタートしたこの日。前半は出入りの激しい展開となったが、それでも2つ伸ばした。「プレーしているときは、あまり緊張は感じない」という言葉もいつも通り。徐々にメダル獲得に近づいても、プレッシャーに押しつぶされることはなかった。