ティショットを右に曲げたバンデベルデだったが、十分にグリーンを狙える状況。ところが2打目を右に曲げると、ギャラリースタンドで跳ね返ったボールは深いラフに着地した。厳しいライではあったものの、そこから3打目を乗せて3パット、グリーン近くまで運んでアプローチをしてもダブルボギーは取れる状況。ところが無情にも3打目はグリーン手前のクリークにつかまってしまう。
ここでバンデベルデは靴を脱ぎ、クリークの中に入った。ボールは確かに見えているが、あまりにもリスクを伴うウォーターショットを試みるかにみえた。思案の結果、クリークの後方にドロップをして5打目を放つも、これがグリーンサイドのバンカーへ。優勝を決めることができるダブルボギーショットは無情にも外れ、なんとか3メートルのトリプルボギーパットを沈めるも、ポール・ローリー(スコットランド)、ジャスティン・レナード(米国)とのプレーオフでローリーに敗れ去った。
圧倒的に優利な状況から地獄の底へと突き落とされたバンデベルデ。カーヌスティの思い出と聞かれたとき、勝ったローリーを思い浮かべるよりも、バンデベルデの名前をいまだに思い浮かべる人が多い。そんなカーヌスティが今年の全英女子の舞台だ。
リンクスコース特有の風はもちろん、各ホールのレイアウトが一定方向にないカーヌスティでは、風が毎ホール違う方向から吹き抜ける。加えてOB、クリークと罠も多く待ち受けるコース。ドラマが生まれるのは必至。11年の女子ではヤニ・ツェン(台湾)が2位に4打差をつけ大会連覇を達成。今年はどんなドラマや名場面が生まれるのか。それが悲劇でないことを祈りたい。
ここでバンデベルデは靴を脱ぎ、クリークの中に入った。ボールは確かに見えているが、あまりにもリスクを伴うウォーターショットを試みるかにみえた。思案の結果、クリークの後方にドロップをして5打目を放つも、これがグリーンサイドのバンカーへ。優勝を決めることができるダブルボギーショットは無情にも外れ、なんとか3メートルのトリプルボギーパットを沈めるも、ポール・ローリー(スコットランド)、ジャスティン・レナード(米国)とのプレーオフでローリーに敗れ去った。
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