迎えた最終日のスタート前。コース到着時はいつもと変わらず元気いっぱい。練習場では日本人ファンと記念撮影をするなどリラックスムードだった。1番のティショットもフェアウェイど真ん中をヒットし、優勝への第一歩を踏み出した。
ところが、3日間スコアを伸ばせなかった前半でいきなりつまずいた。3番のパー4で4パットのダブルボギー。表情が曇ったが、まだまだ序盤だ。前半を1オーバーで耐えて、サンデーナックナインへ。そして、やはりこの日も10番から巻き返しのラウンドが始まった。
いきなり5メートルのバーディを沈めると、語り継がれる12番に入った。253ヤードのパー4。安全に刻むか、1オンを狙うか。この時点で逆転を許していた首位とは2打差。「攻めないと後悔すると思った」。渋野はドライバーを抜き、強振。グリーン手前の池を越え、グリーンエッジに止まった。ここでバーディを奪うと、続く13番でもバーディで首位に並んだ。
ここからは毎ホールが緊張のなかでのプレーとなったが、渋野は一度もためらうことなくクラブを振り切った。そしてリゼット・サラス(米国)と並んで迎えた最終ホール。ドライバーをフェアウェイど真ん中に置くと、2打目をピン手前6メートルに乗せた。そして下りのバーディパットを“壁ドン”でねじ込み、右手を高々と突き上げて勝負あり。快挙達成を満開の笑顔で締めくくった。
4日間攻め通し、バーディを量産した大会。ティショットではドライバーを強振し、セカンドでは果敢にピンを狙う。パッティングもオーバーは当たり前。とにかく攻める姿勢を貫いた。攻撃的なゴルフと笑顔を振りまく愛嬌。渋野人気は日に日に増していき、最終日は会場全体が渋野ワールドに引き込まれた。
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ところが、3日間スコアを伸ばせなかった前半でいきなりつまずいた。3番のパー4で4パットのダブルボギー。表情が曇ったが、まだまだ序盤だ。前半を1オーバーで耐えて、サンデーナックナインへ。そして、やはりこの日も10番から巻き返しのラウンドが始まった。
いきなり5メートルのバーディを沈めると、語り継がれる12番に入った。253ヤードのパー4。安全に刻むか、1オンを狙うか。この時点で逆転を許していた首位とは2打差。「攻めないと後悔すると思った」。渋野はドライバーを抜き、強振。グリーン手前の池を越え、グリーンエッジに止まった。ここでバーディを奪うと、続く13番でもバーディで首位に並んだ。
ここからは毎ホールが緊張のなかでのプレーとなったが、渋野は一度もためらうことなくクラブを振り切った。そしてリゼット・サラス(米国)と並んで迎えた最終ホール。ドライバーをフェアウェイど真ん中に置くと、2打目をピン手前6メートルに乗せた。そして下りのバーディパットを“壁ドン”でねじ込み、右手を高々と突き上げて勝負あり。快挙達成を満開の笑顔で締めくくった。
4日間攻め通し、バーディを量産した大会。ティショットではドライバーを強振し、セカンドでは果敢にピンを狙う。パッティングもオーバーは当たり前。とにかく攻める姿勢を貫いた。攻撃的なゴルフと笑顔を振りまく愛嬌。渋野人気は日に日に増していき、最終日は会場全体が渋野ワールドに引き込まれた。
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