しかし結果は敗れて2位。年下の笹生にメジャー勝利をさらわれた。気丈に「負けたのは残念だが、レベルアップしている」と話し、悔しさは胸にしまい込んだ。そして7月の「マラソンLPGAクラシック」(8〜11日、オハイオ州)での今季初勝利へとつなげた。
「厳しい世界ということは分かっているが、毎年優勝することを目標に戦っている。去年勝てなかったのが悔しかった。少し自信を失っていた部分もあったから、五輪前に勝てたことは自信につながる」と、これを憧れ続けた大舞台への弾みにした。
東京五輪は畑岡にとって、プロになる前からの目標だった。その2週前に開催されたメジャー大会「エビアン選手権」欠場という難しい決断をしてまでも万全の体勢で臨んだ。しかし、メダルには手が届かなかった。日本勢では年下の稲見萌寧が銀メダルを獲得。またしても悔しさにまみれることになった。
「ひたすら練習するしかない。だけどうまくいかなかったときは気分転換も必要。五輪のあとは4、5日くらいは練習せず、そのまま全英に行っちゃった」と、後に明かした。米ツアーに同行する母・博美さんは「何も言わなかったけれど、隠れて泣いていたと思う」と言う。家族にも気丈に振る舞った。
「立ち直るに1カ月かかった」と明かすが、全英からちょうど1カ月後に、再び優勝カップを掲げた。初日と2日目に連続で決めたホールインワンは決して幸運だけではない。アイアンショットの精度の高さの証しだろう。
ジェットコースターのようはシーズンを送るが、「オンオフの切り替えも少しできるようになってきたかな」と微笑む。コロナ禍でまだまだ外で食事はできないため、祝勝会は「やっぱりお肉が一番」と、母、そしてマネジャーとバーベキューで楽しんだ。そして今は少しお酒もたしなむように。「ステーキには赤ワインですね(笑)。大人になっちゃいました」と笑う。
「厳しい世界ということは分かっているが、毎年優勝することを目標に戦っている。去年勝てなかったのが悔しかった。少し自信を失っていた部分もあったから、五輪前に勝てたことは自信につながる」と、これを憧れ続けた大舞台への弾みにした。
東京五輪は畑岡にとって、プロになる前からの目標だった。その2週前に開催されたメジャー大会「エビアン選手権」欠場という難しい決断をしてまでも万全の体勢で臨んだ。しかし、メダルには手が届かなかった。日本勢では年下の稲見萌寧が銀メダルを獲得。またしても悔しさにまみれることになった。
「ひたすら練習するしかない。だけどうまくいかなかったときは気分転換も必要。五輪のあとは4、5日くらいは練習せず、そのまま全英に行っちゃった」と、後に明かした。米ツアーに同行する母・博美さんは「何も言わなかったけれど、隠れて泣いていたと思う」と言う。家族にも気丈に振る舞った。
「立ち直るに1カ月かかった」と明かすが、全英からちょうど1カ月後に、再び優勝カップを掲げた。初日と2日目に連続で決めたホールインワンは決して幸運だけではない。アイアンショットの精度の高さの証しだろう。
ジェットコースターのようはシーズンを送るが、「オンオフの切り替えも少しできるようになってきたかな」と微笑む。コロナ禍でまだまだ外で食事はできないため、祝勝会は「やっぱりお肉が一番」と、母、そしてマネジャーとバーベキューで楽しんだ。そして今は少しお酒もたしなむように。「ステーキには赤ワインですね(笑)。大人になっちゃいました」と笑う。