日本のエースが悲願のメジャー制覇へ。畑岡奈紗が現地時間20日(木)に開幕する「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で6年目のシーズンをスタートさせる。米ツアーで5勝を挙げながらも未だ届いていない頂へ何を思うのか。今回はこのオフの取り組みについて。
トップが気になる…東京五輪会場で撮影 畑岡奈紗のスイング【連続写真】
年間2勝を挙げながらも賞金女王にも、メジャーにも、メダルにも届かなかった2021年シーズン。一番の課題はスイングスピードが落ちたことだと分析している。
「一番クラブを振れていたのが(優勝した)マラソンクラシック。ドライバーで言えば平均で98マイルくらい出ていました。ですが、それ以降の東京五輪やウォルマートとかは出ていなくて。アイアンの距離が半番手くらい落ちてしまっていました」
持ち味である安定した飛距離。これが失われてしまっては世界の舞台で戦うのは非常に難しい。約1か月半の短いオフでスイング、トレーニングの両面から見直していく。
まずはスイング。年間を通して「しっくりきた」と思えた試合は「1、2試合しかなかった」という。試合を続けるなかで微調整しながらやってきたが、うまくいったと言えるのは3日目から伸ばして2位に入った最終戦くらいだった。
「トップのポジションが体の後ろ側というか、少しフラットになりすぎてクラブが上から入ってきませんでした。その結果、左右に散らばったり、パワーがボールにうまく伝わっている感じがありませんでした」
そのため、米国から戻ってからの自主隔離期間中は素振りやネット打ちでスイング固めを徹底して行い、「感覚は良くなってきている」と言えるところまできた。ここから実際コースの中で、ボールの打ち分けなどがある状況でもできるようにしていく。
また、トレーニングも見直している。「内容は大きく変えていないですが、ウェイトばかりやってもキレはでない。短距離を走ってみたり、クラブよりも重いバットを速く振る素振りだったり。スイングスピードを上げるトレーニングというと心がけていきたい」と結果へつながるものをより意識する構え。
来年の目標は当然メジャー優勝だが、「もう一つの目標です」というのが世界ランキングで1位となること。「今まで自分で最高が3位なのですが落ちてしまった。1位を獲ることはなってみたい部分ある。世界ランク1位のキャディだけビブスの色が違う。それはキャディのグレッグに着てもらってプレーしたいですね」。世界の頂点に立った選手のキャディだけが許される特権。二人三脚でつかみにかかる。
トップが気になる…東京五輪会場で撮影 畑岡奈紗のスイング【連続写真】
年間2勝を挙げながらも賞金女王にも、メジャーにも、メダルにも届かなかった2021年シーズン。一番の課題はスイングスピードが落ちたことだと分析している。
「一番クラブを振れていたのが(優勝した)マラソンクラシック。ドライバーで言えば平均で98マイルくらい出ていました。ですが、それ以降の東京五輪やウォルマートとかは出ていなくて。アイアンの距離が半番手くらい落ちてしまっていました」
持ち味である安定した飛距離。これが失われてしまっては世界の舞台で戦うのは非常に難しい。約1か月半の短いオフでスイング、トレーニングの両面から見直していく。
まずはスイング。年間を通して「しっくりきた」と思えた試合は「1、2試合しかなかった」という。試合を続けるなかで微調整しながらやってきたが、うまくいったと言えるのは3日目から伸ばして2位に入った最終戦くらいだった。
「トップのポジションが体の後ろ側というか、少しフラットになりすぎてクラブが上から入ってきませんでした。その結果、左右に散らばったり、パワーがボールにうまく伝わっている感じがありませんでした」
そのため、米国から戻ってからの自主隔離期間中は素振りやネット打ちでスイング固めを徹底して行い、「感覚は良くなってきている」と言えるところまできた。ここから実際コースの中で、ボールの打ち分けなどがある状況でもできるようにしていく。
また、トレーニングも見直している。「内容は大きく変えていないですが、ウェイトばかりやってもキレはでない。短距離を走ってみたり、クラブよりも重いバットを速く振る素振りだったり。スイングスピードを上げるトレーニングというと心がけていきたい」と結果へつながるものをより意識する構え。
来年の目標は当然メジャー優勝だが、「もう一つの目標です」というのが世界ランキングで1位となること。「今まで自分で最高が3位なのですが落ちてしまった。1位を獲ることはなってみたい部分ある。世界ランク1位のキャディだけビブスの色が違う。それはキャディのグレッグに着てもらってプレーしたいですね」。世界の頂点に立った選手のキャディだけが許される特権。二人三脚でつかみにかかる。