＜ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ　3日目◇22日◇レイク・ノナG＆CC（米フロリダ州）◇6617ヤード・パー72＞

「最高の2人と一緒にプレーできた。とてつもなく素晴らしい一日だったよ」。現世界ランク1位のネリー・コルダ（米国）、元世界NO.1のアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）とラウンドしたデレク・ロウは、そう言ってこの日を振り返った。

メジャーリーグで名投手としてならしたデレク・ロウ【写真】

セレブリティ部門に出場しているロウは、メジャーリーグのボストン・レッドソックスなどで活躍した元投手。伝家の宝刀シンカーボールを武器に、2006年には最多勝を獲得した名ピッチャーだ。

「ラフは非常にタフだからね。できるだけ多くのフェアウェイに打つようにしたよ。それ以上に、このような場に招待されることはとても光栄なことだし、本当に楽しもうと思っていただけさ」。戦場をスタジアムからゴルフコースに移しても、持ち前の“テクニック”で安定感あるプレーを披露した。

何より、コルダ、ソレンスタムとのラウンドはかけがえのないものだった。「コルダとプレーできて、とても幸運だったよ。おそらく90％の確率で僕よりも飛んでいた。アニカは驚異的なショットを打っていた。彼女のとなりに立って、プレーを見る機会があるのは果たして何人くらいだろうね？」と、名手二人との競演に興奮しきりだった。