ソレンスタムは昨年2月に今回と同じ会場で行われた米女子ツアー「ゲインブリッジLPGA」で13年ぶりに競技復帰。フロリダ州在住で、レイク・ノナG＆CCは「もしこの大会が他のコースだったら、おそらくプレーしていなかった」というほど特別なホームコースだ。そんな場所での活躍とあって、「全体的には超、超満足」という言葉も自然とこぼれる。

同8月には「全米シニア女子オープン」で圧勝するなど、少しずつではあるがツアープレーヤーとしての日々も取り戻している。今後の試合出場については未定というが、2月末からは再び公の場でプレーする意向も明かした。

国際ゴルフ連盟（IGF）の会長など要職を務めながら、6月にはメジャー大会「全米女子オープン」への出場も予定。「毎日を充実させたい。いい母親であることが1番。2番はいい妻であること。そしてゴルフやその他のことは同率3番手ね」と話す。「子供たちには、いいお手本になるべきと教えている。私があきらめずに挑戦し続けたこと、それが人生だということを、子供たちが得てくれていればうれしいわ」。今後もその背中を子供たち、そして多くの後輩たちに見せていくことになりそうだ。