今季から米国女子ツアーに本格参戦する渋野日向子が、3月31日〜4月3日にかけて行われる2022年の海外メジャー初戦「シェブロン選手権」（米カリフォルニア州、ミッションヒルズCC）へのエントリーを済ませた。昨年まで「ANAインスピレーション」として行われていた大会には、過去5年間のメジャー優勝者に与えられる資格で出場する。

渋野日向子がスタート前に行うストレッチを撮影【動画】

これで渋野の出場が決まった試合は4試合目。それを一度整理してみよう。まず3月3日からシンガポールで行われる「HSBC女子チャンピオンズ」（セントーサGC）で、今季初戦を迎える。さらにタイに移り、翌週の「ホンダLPGAタイランド」（3月10〜13日、サイアムCC）にも主催者招待枠で出場できることが決まっている。

このアジア2連戦を終えると米国に渡り、ホンダLPGAの2週後にカリフォルニア州で行われる「JTBCクラシック」（3月24〜27日、アビアラGC）に参戦。ここが米本土での“本格参戦後デビュー戦”になる。そして連戦でシェブロン選手権に臨む、というスケジュールだ。昨年はそこからハワイに移動し、続く「ロッテ選手権」もプレーしたが、現地時間17日時点でまだ今年のエントリーリストには名を連ねていない。

昨年末に行われた米ツアー予選会（Qスクール）で20位になり、ツアーカードを手にした渋野は、出場優先順位153番目に位置。本来であれば1月22、23日に行われる「ルーキー・キャンプ」参加のため渡米し、そこで今季第2戦の「ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ」の出場権がおりてくるのを待つことも予想されたが、新型コロナウイルスのオミクロン株まん延でキャンプ自体が中止になっていた。そこでアジアから米国というルートが選択されたようだ。

なおシェブロン選手権には渋野のほか、畑岡奈紗、古江彩佳、横峯さくらのエントリーが完了している。