日本ツアーが主戦場だったこれまでも、オフなどには練習してきたというこの戦術。では、今後どういう場面で使われるのか。「届かないけど、3番ウッドよりも近くに寄せたい。キャリーは出ないけどランが出て、3番より飛ぶのも練習で確認できたので」。ツーオンを無理やり狙うためというよりは、その後のアプローチを少しでも楽に打てるオプションというのが主目的になっていきそうだ。
「少しフェード系の球になることはあるけど、他の人よりも右に行くことはない」と、この日のように右サイドに池がある場合でも、怖がらずに振っていける手ごたえも感じている。
もともと昨年からウェッジ4本体制にしたのも、3打目勝負など短いショットを考えた時、より番手間のギャップを小さくし数ヤード単位で落としどころを考えるためという部分もある。100ヤード以内のショットは昨年から徹底的に磨いている部分で、この日のスタートからの3連続バーディも、残り55ヤード〜110ヤードほどからベタピンと言ってもいいショットを3つ並べて奪ったものだ。そして直ドラは、それをアシストするための一つの選択肢になり得る。
ハワイ特有の強風もあり、耐えながらの4バーディ・3ボギーという結果には「風が吹かない時は打ちたい距離が合ってチャンスについたけど、風が吹いたらなかなか」と決して満足とはいえない。さらに午後組でスタートする2日目は、スタート時からこの状況に陥る可能性も高い。そうなると特にバーディが欲しくなるパー5でしっかりと3打目勝負ができるように、セカンドショットで積極的に一番長いクラブを抜く渋野の姿が見られるかもしれない。(文・間宮輝憲)
「少しフェード系の球になることはあるけど、他の人よりも右に行くことはない」と、この日のように右サイドに池がある場合でも、怖がらずに振っていける手ごたえも感じている。
もともと昨年からウェッジ4本体制にしたのも、3打目勝負など短いショットを考えた時、より番手間のギャップを小さくし数ヤード単位で落としどころを考えるためという部分もある。100ヤード以内のショットは昨年から徹底的に磨いている部分で、この日のスタートからの3連続バーディも、残り55ヤード〜110ヤードほどからベタピンと言ってもいいショットを3つ並べて奪ったものだ。そして直ドラは、それをアシストするための一つの選択肢になり得る。
ハワイ特有の強風もあり、耐えながらの4バーディ・3ボギーという結果には「風が吹かない時は打ちたい距離が合ってチャンスについたけど、風が吹いたらなかなか」と決して満足とはいえない。さらに午後組でスタートする2日目は、スタート時からこの状況に陥る可能性も高い。そうなると特にバーディが欲しくなるパー5でしっかりと3打目勝負ができるように、セカンドショットで積極的に一番長いクラブを抜く渋野の姿が見られるかもしれない。(文・間宮輝憲)