＜ロッテ選手権 2日目◇15日◇ホアカレイCC（米ハワイ州）◇6603ヤード・パー72＞

大逆転とはならなった。昨年9月以来の米国女子ツアー参戦となった山口すず夏は、1バーディ・7ボギーの「78」とスコアを落とし、予選落ちを喫した。

2日目を終えた渋野日向子の撮れたてインタビュー【動画】

4番パー3でバーディが先行したが、6番、7番で連続ボギー。後半も11番でひとつ落とすと、14番から17番までパーオンすることができず、4連続ボギーとしてずるずると後退。いい流れを掴めないまま、2日間が終わってしまった。

「悔しい2日間でした。なかなか自分の思うようにいかなくて、いろいろ試したりもしたけど、まだ実力不足だったかなと思う」と、反省の言葉を繰り返す。2月からスイング改造に取り組んでいたが、「だんだん良くなってきて自分のものになってきたかなというところだったんですけど、ハワイでは振り切れなかったりしました」。ハワイ特有の強い風のなか、2日間のフェアウェイキープ率は50％で、パーオン率は36％。チャンスをつくることができなかった。

それでも、いい収穫も得た。「こっちに来るようになってから、低い球を結構打つようになりました。その攻め方は自分でも手ごたえがあったので、磨いていきたいと思います」。この後は日本に帰国し、4月25日に千葉県の房総カントリークラブで行われる「全米女子オープン」の予選会に参加。さらには今年一番の目標としている「日本女子オープン」の予選や、8月からの「Qスクール」への出場など、挑戦が続く。「忙しくはなりますが、夏までにしっかり仕上げていきたいです」と、強い決意表明をみせた。