100ヤード以内の精度を上げる、パー5でバーディを獲るというのが、昨年のはじめに掲げた課題だった。今では結果だけでなく内容も伴わなければ納得することはない。
14番のこの“結果的にバーディ”を生んだ、4ヤードの誤差を出したウェッジショットは、続くホールでピンチをもたらす。15番は2オンこそ難しいパー5だが、ティショット、2打目としっかりとフェアウェイに置きながら、3打目はグリーンをショート。もう少し短ければクリークにつかまるところだった。
「ウェッジが飛ぶんかなと思って緩んでしまって」。ピンの手前に落ちたボールは傾斜とスピンで戻り、逆目のラフへ。そこから寄せきれずにパー5でボギーという結果は渋野にとっては、前のホールから続く“計算外”だった。
それでも、課題としている部分ができないもどかしさを抱えたまま終わらないのが今の渋野。折り返した直後の2番パー5では、3打目を1メートルに寄せてバーディ。このバーディが、渋野が求める内容の伴ったバーディだ。ドライバーをフェアウェイ、2打目は3番ウッドではなく7番ウッドを選択し、スピンが効いた球で止められる距離から奪ったバーディだからだ。
今大会はパー5が3ホールのみ。ポアナ芝で小さいグリーンの難易度は高く、確実にバーディを計算できるホールをつくることが重要となる。ハワイではコース形状からも直ドラに何度も挑戦したが、このコースでは必要なし。むしろ基本通りのバーディを奪うことが上位進出のカギとなる。
首位と5打差の30位タイは決して悪くない位置。2日目は、課題に取り組みながら、内容の伴ったバーディで上位進出をにらむ。(文・高桑均)
14番のこの“結果的にバーディ”を生んだ、4ヤードの誤差を出したウェッジショットは、続くホールでピンチをもたらす。15番は2オンこそ難しいパー5だが、ティショット、2打目としっかりとフェアウェイに置きながら、3打目はグリーンをショート。もう少し短ければクリークにつかまるところだった。
「ウェッジが飛ぶんかなと思って緩んでしまって」。ピンの手前に落ちたボールは傾斜とスピンで戻り、逆目のラフへ。そこから寄せきれずにパー5でボギーという結果は渋野にとっては、前のホールから続く“計算外”だった。
それでも、課題としている部分ができないもどかしさを抱えたまま終わらないのが今の渋野。折り返した直後の2番パー5では、3打目を1メートルに寄せてバーディ。このバーディが、渋野が求める内容の伴ったバーディだ。ドライバーをフェアウェイ、2打目は3番ウッドではなく7番ウッドを選択し、スピンが効いた球で止められる距離から奪ったバーディだからだ。
今大会はパー5が3ホールのみ。ポアナ芝で小さいグリーンの難易度は高く、確実にバーディを計算できるホールをつくることが重要となる。ハワイではコース形状からも直ドラに何度も挑戦したが、このコースでは必要なし。むしろ基本通りのバーディを奪うことが上位進出のカギとなる。
首位と5打差の30位タイは決して悪くない位置。2日目は、課題に取り組みながら、内容の伴ったバーディで上位進出をにらむ。(文・高桑均)