すると2番パー5では3打目を1メートルに寄せた。「パー5が3つしかないので、どこかで獲り返そうと思って、1コ獲れたのはよかったです」と、ここから浮上の兆しを見せる。4番のパー3ではティショットがピンを直撃。幸運にもボールはピン右手前4メートルに止まり、これを沈めてバーディとした。ところが、続く5番ティに立つ渋野の表情はさえなかった。
「ピンに当たったのは知らなかった。7番アイアンの抑えで打って、ピン手前10メートルくらいに落ちたと思ったけど、あれ?って」。5番への移動中にピン直撃について耳にすると、飛びすぎの内容に表情は曇った。その後も強まる風と自身の感覚の違いに戸惑いながらプレー。17番ではピンを10ヤードオーバーし、その影響もあって18番では大きくショートと、縦距離の精度に難ありとしたが「粘った」ゴルフで乗り切った。
朝早い時間帯とあって、後半の終盤は風が吹いたが、そこまで影響を受けることはなかった。2日目は一転、午後スタートで気まぐれな風が吹くと予想される。「吹くならいっぱい吹いてくれとったらいいですね(笑)」。前週のハワイでは風と友達になれたと、好スコアを連発。一定方向のハワイの風とは違い上空で舞う風とはいえ、渋野にとっては風のなかでスコアをつくれる自信が芽生えている。
違和感を乗り切り、スコアロスを最小限に抑えた初日。「きょうはアンダーを出しておくべきだった」と反省はするものの、イーブンパーはそこまで悪い結果ではない。「ゴルフの内容としてはよくなると思うので、しっかり予選通過できるように」とまずは決勝ラウンド進出からの、上位争いをにらむ。(文・高桑均)
「ピンに当たったのは知らなかった。7番アイアンの抑えで打って、ピン手前10メートルくらいに落ちたと思ったけど、あれ?って」。5番への移動中にピン直撃について耳にすると、飛びすぎの内容に表情は曇った。その後も強まる風と自身の感覚の違いに戸惑いながらプレー。17番ではピンを10ヤードオーバーし、その影響もあって18番では大きくショートと、縦距離の精度に難ありとしたが「粘った」ゴルフで乗り切った。
朝早い時間帯とあって、後半の終盤は風が吹いたが、そこまで影響を受けることはなかった。2日目は一転、午後スタートで気まぐれな風が吹くと予想される。「吹くならいっぱい吹いてくれとったらいいですね(笑)」。前週のハワイでは風と友達になれたと、好スコアを連発。一定方向のハワイの風とは違い上空で舞う風とはいえ、渋野にとっては風のなかでスコアをつくれる自信が芽生えている。
違和感を乗り切り、スコアロスを最小限に抑えた初日。「きょうはアンダーを出しておくべきだった」と反省はするものの、イーブンパーはそこまで悪い結果ではない。「ゴルフの内容としてはよくなると思うので、しっかり予選通過できるように」とまずは決勝ラウンド進出からの、上位争いをにらむ。(文・高桑均)