後半は10番でティショットをミスしボギー。12番パー3では「絶対に入れたらいけない」というバンカーに入れ、ボギー。ここで4オーバーまで落とし、いよいよ予選通過が厳しい状態になって、ようやくスイッチが入った。13番のパー5はティショットをフェアウェイに置くと、左足上がりのツマ先上がり。「すごくいいライで、あそこは行くしかない」と、直ドラで攻めてグリーン近くまで運ぶと、バンカー越えの3打目も最高のアプローチで寄せた。
ここではバーディを奪えずに終わるも、この攻めの気持ちと「神アプローチ(笑)」と自画自賛する寄せ技が身を結ぶ。15番のパー5では2オンを狙い奥のバンカーへ。左足下がり、グリーンに落ちてから下りという場面で、軟らかいタッチのバンカーショットはピンそば80センチに寄せてバーディ。ここでなんとか予選通過ラインに戻すと、距離の長い17番パー4でもバーディを奪い、「安心した」とここで“貯金”をつくった。18番はピンを攻めた結果、運悪くグリーン奥のライの悪い場所に止まりボギーとしたが、なんとか予選通過を果たせる位置でホールアウトした。
朝からピンチで表情が曇り、バーディを決めて苦笑い。しぶといパーセーブを決めてホッとした表情を見せ、出入り激しく忙しい一日を終えた渋野。「散々な一日だったかなと思いますが、なんとか耐えた」と週末への切符はほぼ手中にした。「しっかり休んで、あしたは切り替えてやりたい」。フーッと息を吐き、ファンにサインし、暗くなったコースをあとにした。(文・高桑均)
ここではバーディを奪えずに終わるも、この攻めの気持ちと「神アプローチ(笑)」と自画自賛する寄せ技が身を結ぶ。15番のパー5では2オンを狙い奥のバンカーへ。左足下がり、グリーンに落ちてから下りという場面で、軟らかいタッチのバンカーショットはピンそば80センチに寄せてバーディ。ここでなんとか予選通過ラインに戻すと、距離の長い17番パー4でもバーディを奪い、「安心した」とここで“貯金”をつくった。18番はピンを攻めた結果、運悪くグリーン奥のライの悪い場所に止まりボギーとしたが、なんとか予選通過を果たせる位置でホールアウトした。
朝からピンチで表情が曇り、バーディを決めて苦笑い。しぶといパーセーブを決めてホッとした表情を見せ、出入り激しく忙しい一日を終えた渋野。「散々な一日だったかなと思いますが、なんとか耐えた」と週末への切符はほぼ手中にした。「しっかり休んで、あしたは切り替えてやりたい」。フーッと息を吐き、ファンにサインし、暗くなったコースをあとにした。(文・高桑均)