その半面、グリーン周りでは神業アプローチが光った。14番パー4では奥のピンに対して87ヤードのショットをグリーンオーバー。「チャンスにつけられるようなところなのに、オーバーして激ムズなアプローチが残るし」と、反省点として挙げたウェッジショットでミスするも、左足下がりから砲台グリーン、ピンがグリーンに乗ってすぐというライから2メートルに寄せてパーセーブ。ミスのあとに神業とちぐはぐではあるが、ある面では成長を見せているのは確かだ。
「ウェッジ下手くそすぎやろ(笑)」と100ヤード以内に課題は残しつつも、短いアプローチに加え、7番ウッドについては自画自賛。距離が長くタフな17番パー4では、連日2打目を7番ウッドで放ち難なくグリーンに乗せ、なんならバーディチャンスにつける。「7番ウッドのほうがいいんじゃねーか!って(笑)」と一長一短のプレーには、課題と明るい兆しの双方が同居する状態には戸惑いもある。
そうはいっても試合は続き、次週も出場予定。「ルーキーイヤーはこうやって乗り切らんといかんし、その中でも1ポイントでも取れればいいかな」。すべてが未知の体験ながら、来季のシードを確保するために、年間ポイントレースの順位を上げるべく試合に出続けていく構えだ。
予選を通ることで得られるポイント。「悲しさはあるけど、ないよりはいいです(笑)」と獲得ポイントこそ少ないが、こつこつと貯めることが重要だ。全英優勝で得たツアーメンバー入りを放棄し、再び予選会からチャンレンジしてつかんだ出場権。次なる目標は来季のシードに、優勝。課題に取り組み、苦手を消して、技を磨く作業を地道に続けることで、いまよりもっと渋野は成長していく。(文・高桑均)
「ウェッジ下手くそすぎやろ(笑)」と100ヤード以内に課題は残しつつも、短いアプローチに加え、7番ウッドについては自画自賛。距離が長くタフな17番パー4では、連日2打目を7番ウッドで放ち難なくグリーンに乗せ、なんならバーディチャンスにつける。「7番ウッドのほうがいいんじゃねーか!って(笑)」と一長一短のプレーには、課題と明るい兆しの双方が同居する状態には戸惑いもある。
そうはいっても試合は続き、次週も出場予定。「ルーキーイヤーはこうやって乗り切らんといかんし、その中でも1ポイントでも取れればいいかな」。すべてが未知の体験ながら、来季のシードを確保するために、年間ポイントレースの順位を上げるべく試合に出続けていく構えだ。
予選を通ることで得られるポイント。「悲しさはあるけど、ないよりはいいです(笑)」と獲得ポイントこそ少ないが、こつこつと貯めることが重要だ。全英優勝で得たツアーメンバー入りを放棄し、再び予選会からチャンレンジしてつかんだ出場権。次なる目標は来季のシードに、優勝。課題に取り組み、苦手を消して、技を磨く作業を地道に続けることで、いまよりもっと渋野は成長していく。(文・高桑均)