地面が硬く、クラブをボールにコンタクトをすることが難しいと話す選手がいたが、渋野は「それは関係ないです。私のミスです」と言い切る。

パー5でバーディを獲る。これは今季から米ツアーに挑戦してからずっと課題としてきたことだった。昨年の開幕時からと言ってもいい。だから、ウェッジを4本にしたし、直ドラを試すなど様々なルートを模索してきたのだ。400ヤード超えが当たり前という、日本よりもパー4が長い米ツアーでは、伸ばしどころでスコアを伸ばすことは絶対必須と言ってもいい。だが、「この試合がよかったとかというのはあんまり思い浮かばないかなってくらい、本当にパー5で獲れていない」とまだまだ解消できていないのが現状だ。

ビッグトーナメントでいつも以上に目立ってしまった課題。次なるメジャーは3週後。そこまでに何かをつかみたい。（文・秋田義和）