この選択にはもう一つ、悔やみきれないミスがあった。「その30ヤード付近を練習ラウンドで確認していなかったんです」。グリーン近くまで運ぶことを想定していれば、地面の硬さも確認できていた。「ミスでしたね」と準備不足に肩を落とした。
一方で、ほかのホールでは「守りすぎていた部分もあった」と海外メジャーの舞台でアグレッシブさを失っていた部分もあった。「攻めと守りのバランスが難しい。もっと勉強が必要ですね」とゴルフ脳の部分でもレベルの差を感じた2日間となった。
圧倒的な飛距離の差があることは分かっていた。それをカバーするゴルフが必要なことも理解していた。そうやって勝っている人も知っている。自分自身も日本ではそうしてメジャーも勝ったが、世界の舞台ではまだまだだった。「こちらの選手はアプローチがうまい」。15番で寄せる技術があればマネジメントのミスをカバーできた。寄せられる自信があれば他のホールはもっと攻めていけた。将来的に見れば、技術力不足も解消しなければならない課題の1つだ。
打ちのめされたかたちとなったが、海外メジャーの舞台にまた立ちたい思いは強くなった。「ずっと挑戦したいですね。いつか勝ちたいという夢があります。まだまだ遠いけど、徐々に近づけるようにしたい」。悔しさを胸に日本に戻り、世界ランキングを上げて、7月の「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」、そして8月の「AIG女子オープン」への出場権をつかみにかかる。(文・秋田義和)
一方で、ほかのホールでは「守りすぎていた部分もあった」と海外メジャーの舞台でアグレッシブさを失っていた部分もあった。「攻めと守りのバランスが難しい。もっと勉強が必要ですね」とゴルフ脳の部分でもレベルの差を感じた2日間となった。
圧倒的な飛距離の差があることは分かっていた。それをカバーするゴルフが必要なことも理解していた。そうやって勝っている人も知っている。自分自身も日本ではそうしてメジャーも勝ったが、世界の舞台ではまだまだだった。「こちらの選手はアプローチがうまい」。15番で寄せる技術があればマネジメントのミスをカバーできた。寄せられる自信があれば他のホールはもっと攻めていけた。将来的に見れば、技術力不足も解消しなければならない課題の1つだ。
打ちのめされたかたちとなったが、海外メジャーの舞台にまた立ちたい思いは強くなった。「ずっと挑戦したいですね。いつか勝ちたいという夢があります。まだまだ遠いけど、徐々に近づけるようにしたい」。悔しさを胸に日本に戻り、世界ランキングを上げて、7月の「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」、そして8月の「AIG女子オープン」への出場権をつかみにかかる。(文・秋田義和)